公立藤田総合病院が内視鏡手術支援ロボット「HINOTORI」導入 東北地方3例目 福島県国見町

AI要約

福島県国見町の公立藤田総合病院が、県内初の内視鏡手術支援ロボット「HINOTORI」を導入。

ヒノトリは国産初の手術支援ロボットで、前立腺の摘出手術などに活用され、繊細な作業が可能。

泌尿器科長らチームが運用し、傷が小さく、回復が早いメリットがあるとして今後も新たな医療提供の展望。

公立藤田総合病院が内視鏡手術支援ロボット「HINOTORI」導入 東北地方3例目 福島県国見町

 福島県国見町の公立藤田総合病院は、内視鏡手術を支援するロボット「HINOTORI(ヒノトリ)」を県内で初めて導入した。

 ヒノトリはメディカロイド(神戸市)が開発した国産初の手術支援ロボットで、東北地方では3例目の導入となる。医師が体に開けた小さな穴から、内視鏡などを取りつけたアームを入れ、前立腺の摘出手術などに活用する。アーム先端の鉗子(かんし)が人の手よりも複雑に動き、繊細な作業ができるという。

 泌尿器科長の熊谷伸医師と村木修副院長ら6人のチームが今月から運用している。熊谷医師は「傷も小さく、術後の患者の回復も早いことが期待される。今後も最新の医療を地域の人に提供していきたい」と話した。