山口県宇部市の健康づくり事業参加者に別人の個人情報文書…誤送付31人分確認、委託業者がミス

AI要約

山口県宇部市がスマートフォン健康づくりアプリ参加者に別人の個人情報を誤送付

誤送付された文書にはログインIDやパスワードが含まれており、31人への誤送付が確認される

市は対応として新たなログイン情報の提供や書類の回収を呼びかけ、再発防止に努める

 山口県宇部市は25日、スマートフォンのアプリなどを使って健康づくりを行う事業の参加者に、別人の個人情報を記載した文書を誤送付したと発表した。個人情報が悪用された被害は確認されていないという。

 市健康増進課などによると、市が委託契約を結んでいる事業者「タニタヘルスリンク」(東京)が18日、全参加者5479人に活動記録などを報告する文書を送る際、一部に誤って他人のログインIDやパスワードを記載した「お知らせ文書」を封入した。21日に受け取った参加者から連絡があり、31人への誤送付が確認されたという。

 IDとパスワードは、自分の歩数や体重などを記録・閲覧するために必要。新たにログインできない対応を取り、全参加者に返信用封筒による書類の回収を呼びかけるという。

 市健康福祉部の佐々木里佳部長は「対象の皆さまにご迷惑をかけたことを深くおわびする。再発防止に努めたい」としている。