高速入り口に車道を歩いて向かう高齢男性 「なぜ」保護した男性に感謝状 栃木署

AI要約

栃木署が高齢男性を保護し、村野さんに感謝状を贈る

村野さんが車道を歩く男性に声をかけ、警察官が到着するまで付き添う

男性は無事に妻と病院に戻ることができた

高速入り口に車道を歩いて向かう高齢男性 「なぜ」保護した男性に感謝状 栃木署

 【栃木】栃木署は24日、車道の中央を歩いていた高齢男性を保護し「思いやり110番」を実践したとして、壬生町幸町、会社員村野真己(むらのまさみ)さん(35)に感謝状を贈った。

 村野さんは4日午後、同町寿町の県道を車で走行中、車道の中央を歩く宇都宮市内の80歳男性を見つけた。一度追い越したが、男性が北関東自動車道の壬生インターチェンジの入り口に向かっていくので疑問に思い、引き返して「なぜここを歩いているんですか」と声をかけた。

 男性は無表情で反応が鈍く、状況を理解していない様子だったため、110番して警察官が到着するまで付き添った。男性は妻と近くの病院を訪れ、姿が見えなくなっていたという。

 同署で岸本俊彦(きしもととしひこ)署長から感謝状を受け取った村野さんは「高速道路に入りそうだったので違和感があった。無事でよかった」と話した。