有田川町の「しみず温泉」が移転 旧館での営業は7月21日まで

AI要約

しみず温泉はリニューアルのため、現施設での営業を終了することが発表された。

施設は1988年に開業し、木造の建屋や木製湯船が特徴であり、老朽化した設備のため隣地に移転する。

感謝を込めて無料開放やプレオープンが行われ、移転前の営業に感謝の気持ちを表す。

有田川町の「しみず温泉」が移転 旧館での営業は7月21日まで

 温浴施設「しみず温泉」(有田川町清水)が7月21日、リニューアルに伴い現施設での営業を終了する。(和歌山経済新聞)

 同施設は1988(昭和63年)に有田川町に合併前の旧清水町が開業し、「有田川町ふるさと開発公社」(旧清水町ふるさと開発公社)が運営する。木造の建屋に加え、設備が老朽化したことから、隣地に移転する。

 現在の建屋は上から見ると八角形になる「方形屋根」と呼ばれる木造高床建築の建屋8棟が連なり、亀甲形を形成する。湯船は木製の「槙(まき)づくり」で窓からは有田川が望める。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩冷鉱泉。

 6月28日から30日は、感謝を込めて無料開放を行う。7月10~13日は旧館の営業を停止し、11~13日に新館をプレオープンする。

 同施設支配人の松本博さんは「移転を発表してから、『木がふんだんに使われていてよかった』『癒やしを感じられてよかった』など、別れを惜しむ声がたくさんあった。『もう一度入りたかった』と久々に訪れる人もいた。当施設がたくさんの人に親しまれていることがうれしい。旧館での営業はあとわずかだが、感謝の気持ちを込めて皆さんを迎えたい」と話す。

 営業時間は11時~20時。水曜・木曜定休。施設利用料は、大人(中学生以上)=700円、小人(4歳以上)=350円。