宮良あゆみさん(一般)最優秀賞 デンサ節大会、23人が出場

AI要約

第21回竹富町デンサ節大会が開催され、23人が参加しデンサ節を熱唱。

デンサ節は西表島上原を発祥とする教訓歌で、1769年に作詞作曲されたもの。

最優秀賞は宮良あゆみさんと冝間正龍君が受賞し、入賞者も発表された。

宮良あゆみさん(一般)最優秀賞 デンサ節大会、23人が出場

 第21回竹富町デンサ節大会(主催・竹富町民俗芸能連合保存会)が22日、西表島上原の中野わいわいホールで開かれた。各島の小・中学校、公民館、役場の代表と一般公募で集った計23人が、デンサ節の調べに合わせ、情緒豊かに朗々と歌い上げた。最優秀賞には一般の部で宮良あゆみさん(24)=字石垣在住=、子どもの部で冝間正龍君(12)=登野城小=が輝いた。

 西表島上原を発祥とするデンサ節は1769年に宮良里賢氏が作詞作曲した教訓歌で沖縄三大教訓歌の1つとして県内外に広く親しまれ、歌い継がれている。

 デンサ節の歌詞は3句で構成され、1句は共通の課題歌詞、2句は課題歌詞5句の中から選出、3句は自薦歌詞17句、もしくは自作歌詞で歌われた。

 宮里彦一実行委員長は主催者あいさつで「情緒豊かなデンサ節は郷土の誇りとしてその心を後世に正しく継承し、発展させることが我々の責務。デンサ節の心が末永く引き継がれ発展することを願う」とあいさつ。

 前泊正人町長や宮良里賢氏の子孫にあたる第13代の宮良里伺さん(56)=登野城=も激励のあいさつを行った。

 審査中のアトラクションでは、1年間練習を重ねてきたという佐事安弘教育長のデンサ節の披露や、第20回デンサ節チャンピオンの真謝マリナさん、荒木壮介君の歌唱で上原婦人会が舞踊を披露し、大会に花を添えた。大会の様子はユーチューブでもライブ配信された。

 入賞者は次の皆さん。

 【子どもの部】

 ▽最優秀賞=冝間正龍(登野城小)▽優秀賞=金津葵咲(鳩間小)▽優良賞=江袋李音(西表中)▽努力賞=新里睦月(黒島小中)

  【一般の部】

 ▽最優秀賞=宮良あゆみ(一般)▽優秀賞=松原空飛(小浜)▽優良賞=笹路香織(一般)▽努力賞=前石野昭信(波照間)▽奨励賞=真謝美帆(上原)