新会長に岩瀬さん 三重・松阪地区薬剤師会 副は安岡さん、水田さん、大久保さん

AI要約

一般社団法人松阪地区薬剤師会の2024年度通常総会が開催され、新会長に岩瀬晃子さんが選ばれた。女性会長が初めて就任し、役員改選では理事や監事が選任された。

岩瀬会長は地域医療の重要性を強調し、薬局業務の変革に取り組む意向を示しました。会長就任に意欲を見せています。

また、会長選任の前に長島喜久雄元会長の追悼が行われ、永年勤続表彰も実施された。各役職の担当者も紹介されました。

新会長に岩瀬さん 三重・松阪地区薬剤師会 副は安岡さん、水田さん、大久保さん

 一般社団法人松阪地区薬剤師会(200人)は20日午後7時半から三重県松阪市殿町の薬剤師会館で2024(令和6)年度通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選もあり、新会長に同会営センター薬局薬剤部長で前副会長の岩瀬晃子さん(52)が選ばれた。岩瀬さんは21日付で会長に就任。任期は2年。松阪地区の医師会と歯科医師会を合わせた「三師会」の中でも、女性会長は初めて。

 議事には会員24人が出席、138人が委任状を提出し、23(同5)年度事業報告、24年度事業計画書および収支予算書など報告事項に続いて、23年度決算と役員改選など全5議案が原案通り可決された。

 役員改選では理事15人と監事2人を選任。理事会を経て岩瀬会長と副会長3人、会計理事1人を選んだ。

 岩瀬さんは度会郡南伊勢町出身で、名城大学薬学部を卒業後、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)病院などを経て、1999(平成11)年から同薬剤師会へ。2009(同21)年からセンター薬局薬剤部長に就任すると共に同会理事を兼務。20(令和2)年から副会長。

 会長選任を受け、岩瀬さんは「薬剤師会の事業は歴代会長のおかげで、三師会や行政との深いつながりによって営まれており、これからも地域医療のため継続してやっていきたい。薬局の業務は〝対物〟から〝対人〟へ、地域のために変わっていかなければならない転換期に来ていると思うので、新しい理事の先生方と共に考えていきたい」と意気込む。

 この日は、今月8日に74歳で死去した長島喜久雄・元会長をしのんで黙とうをささげてから開会。中村文彦・前会長(62)=金時堂薬局代表=があいさつし、来賓の西井政彦・一般社団法人三重県薬剤師会会長(70)=南伊勢町=が祝辞。西井さんは「2027(令和9)年度から始まる病院敷地内薬局の問題については、しっかりとすみ分けをしていくための対応をしていただきたい。三重大学の敷地内薬局も来年1月から稼働するので、注視していきたい」などと話した。

 また、同会職員の永年勤続表彰もあり、3月で勤続20年に達した5人の薬剤師が表彰された。

 岩瀬会長を除く理事と監事、顧問、相談役は次の皆さん。かっこ内は薬局名。

【副会長】▶安岡幹根(ヤスオカ薬局)▶水田健(ひかり薬局)▶大久保琢爾(ユニスマイル薬局いざわ店)

【会計理事】▶山路弘隆(五反田薬局)

【理事】▶西美香(あひる薬局)▶鈴木雅人(きんれいどう調剤薬局)▶向田誠(センター薬局市民病院前店)▶藤本泰史(ユニスマイル薬局おおだい)▶山口貴史(ひまわり薬局)▶南出佳宏(あおぞら薬局)▶松本宏之(健やか薬局川井町店)▶三嶋大策(チェリー調剤薬局松阪店)▶大野祐子(センター薬局中央病院前店)▶中前彩菜(センター薬局済生会病院前店)

【監事】▶中村文彦(金時堂薬局)▶辻由紀子(つじさい薬局大淀寺前店)

【顧問】▶石橋昌夫(めぐみ調剤薬局)

【相談役】上村武