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鹿児島県で線状降水帯発生、各地に記録的大雨 指宿市で観測史上最多の24時間雨量423ミリ、裏山崩れ住家1棟が半壊
鹿児島県内で記録的な大雨が発生し、土砂崩れや道路冠水などの被害が相次いだ。
観測史上最大の降水量が観測され、住家の半壊やのり面の崩壊などの被害が起きた。
気象台は線状降水帯の影響で引き続き土砂災害に警戒を呼びかけ、雷を伴った激しい雨が予想されている。
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梅雨前線と低気圧の影響で、鹿児島県内は21日明け方に線状降水帯が発生し、各地で記録的な大雨となった。県内各地で土砂崩れや道路の冠水が相次いだ。
指宿市で観測史上1位となる24時間雨量423ミリを観測し、同市岩本で裏山が崩れ流れこんだ土砂で住家1棟が半壊するなどの被害があった。鹿児島市喜入の国道226号ではのり面が崩れ、車2台が巻き込まれた。けが人はなかった。
鹿児島地方気象台によると、20日午前2時の降り始めから21日午前10時までに、指宿市で452ミリ、鹿屋市吉ケ別府426ミリ、鹿児島市喜入402ミリ、肝付町前田401ミリの雨が降った。気象台は21日午前5時すぎ、薩摩地方と大隅地方に線状降水帯が発生したとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。
大雨の峠は越えたが、地盤が緩んでいる所や増水している川があるため、気象台は土砂災害などへの警戒を呼びかけている。22~24日も断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込み。