沖縄各地で土砂崩れ 名護ー宜野座間の県道71号が通行止めに（午後2時30分現在）
大雨の影響により沖縄本島や久米島で土砂崩れが発生し、通行止めや被害報告が相次いでいる。
民家や道路、無人島でも土砂崩れが発生し、周辺住民や関係者に影響が出ているが、けが人は確認されていない。
各地で消防や警察が被害状況を把握し、安全確保に努めているが、通行止めや影響が続いている。
大雨の影響により18日、沖縄本島や久米島などの各地で土砂崩れが確認された。また、北部土木事務所によると、名護市許田ー宜野座村松田間の県道71号で、土砂崩れの危険性があるとして午前10時40分ごろから通行止めとなっている。午後2時半現在で通行再開の見通しはたっていない。
豊見城市宇栄原の民家で午前9時25分ごろ、民家の裏の崖が崩れたとの通報があり、消防が駆け付けたところ民家に木が倒れ込む被害が確認された。また同市上田の山中で11時ごろ、小規模な地滑りが確認され、消防や市の職員が近隣住民に非難を呼びかけた。各地の消防や警察などによると、午後2時半現在、いずれもけが人は確認されていない。
久米島町では、町宇根にある南西興産付近の道路沿いの斜面が崩れ、午前8時ごろから町道真泊1号線が一部通行止めとなった。黒石林道と町道29号線（アーラ林道）も土砂崩れの影響で午後2時現在、通行止めになっている。
うるま市与那城屋慶名にある無人島・藪地島でも土砂崩れが起き、午前7時ごろから車両通行止めとなった。うるま署によると、牛舎で作業中だった関係者が本島に戻れなくなる影響が出たが、関係者らは本島まで船で移動できているという。土砂崩れは10日からの大雨の影響で発生した幅約80メートル、高さ約20メートルの範囲に及ぶものと同じ箇所とみられ、擁壁のアスファルト下の土砂が崩れたとみられる。
