24時間型ジム「フィットイージー」上場へ 7月23日、東証スタンダードと名証メインに

AI要約

フィットイージーは東京証券取引所スタンダード市場への上場が承認されたことを発表。名古屋証券取引所メイン市場と重複上場する予定で、会員制フィットネスクラブを展開しており、店舗数や会員数が急増している。

同社のフィットネスクラブはデジタル技術を活用し、顔認証やスマートフォンでの入会手続きなどを導入。24時間営業や多様なサービスで差別化を図り、全店舗相互利用が可能な低価格設定も特徴となっている。

売上高や純利益も順調に増加し、新たなサービスとしてAIを活用したアミューズメントフィットネスクラブを展開する計画となっている。

24時間型ジム「フィットイージー」上場へ 7月23日、東証スタンダードと名証メインに

 フィットイージー(岐阜市本町、國江仙嗣(ひさし)社長)は19日、東京証券取引所スタンダード市場への上場が承認されたと発表した。名古屋証券取引所メイン市場との重複上場となる。上場予定日はいずれも7月23日付。

 同社は24時間営業の会員制フィットネスクラブ「フィットイージー」を、直営とフランチャイズ(FC)で展開。2018年7月の設立から店舗数を伸ばし、24年5月末時点では34都道府県に158店舗を展開、会員数は12万3千人超に上る。上場で知名度を高め、会員数の増加につなげる狙いがある。

 同クラブは、独自開発した顔認証による入館やスマートフォンでいつでもできる入会の手続きなど、デジタル技術を組み込んだ利便性の高いシステムで支持を集め、店舗を拡大した。

 24時間型のフィットネスジムは近年、異業種からの新規参入や同業種の新業態による低価格帯ジムの出店で増加傾向にある。同社は「楽しみながら健康になる」を掲げ、フィットネスマシン機器だけでなく、スタジオやシミュレーションゴルフ、サウナなど多様なサービスを組み合わせながら差別化を図る。全店舗相互利用が可能で、選べる低価格設定も特徴。

 23年10月期の売上高は44億8100万円、純利益は7億2200万円。24年10月期の売上高は前期比35・3%増の60億6400万円、純利益は28・7%増の9億3千万円を見込む。5月以降の出店計画数は直営、FC合わせて23店舗。同社は生成人工知能(AI)を駆使したアミューズメントフィットネスクラブとして、新たなサービスを導入して市場を拡大するとしている。