2つの停留所、朝河貫一にちなんだ名称に 福島市立子山で福島交通 10月から「立子山小学校前」「天正寺前」

AI要約

福島交通は10月1日、福島市立子山にある二つの停留所の名称を、立子山で育った世界的歴史学者朝河貫一にちなんだ名称に変更する。

両停留所に朝河貫一ゆかりの地であることを併せて掲示し、地域の誇りになるようにする。

福島支社の八巻健乗合営業課長兼逓送課長、住民と福島交通を橋渡しした甚野源次郎さんが同席した。

2つの停留所、朝河貫一にちなんだ名称に 福島市立子山で福島交通 10月から「立子山小学校前」「天正寺前」

 福島交通は10月1日、福島市立子山にある二つの停留所の名称を、立子山で育った世界的歴史学者朝河貫一にちなんだ名称に変更する。伏拝・医大・立子山経由飯野線の立子山農協前を「立子山小学校前」に、福島・飯野線の寺窪を「天正寺前」にする。両停留所に朝河貫一ゆかりの地であることを併せて掲示し、地域の誇りになるようにする。

 立子山小は朝河が学んだ学校で、天正寺は立子山小創設の地であるとともに朝河が幼い頃に壁に描いた馬の絵が残る地となっている。朝河の父正澄は立子山小校長として住民を導いたため、朝河父子を顕彰し、地域のアピールにつなげようと住民の代表が10日、福島交通に要望し確約を得た。

 停留所名に朝河父子の名前は入らないものの、バス車内では両停留所前で朝河貫一ゆかりの地であることをアナウンスし、乗客が地域の歴史に思いをはせることができるようにする。

 立子山のNPO法人地域のみんなのチカラの斎藤紘一理事長、立子山小PTAの寺島正嗣会長(NPO理事)、竹ノ下町会の斎藤信行会長(NPO事務局長)が市内の福島交通福島支社を訪れ、久保彰支社長に要望書を渡した。福島支社の八巻健乗合営業課長兼逓送課長、住民と福島交通を橋渡しした甚野源次郎さんが同席した。

(県北版)