エゾイソツツジが見頃 硫黄山の麓で大群落

AI要約

エゾイソツツジの花が北海道弟子屈の硫黄山麓で満開となり、訪れる人を楽しませている。

エゾイソツツジは北海道の固有種で、硫黄山周辺に大群落を形成している。咲く花の様子が見どころ。

硫黄山MOKMOKベース内のMOKMOKシアターには季節ごとの装飾を施す予定で、第1弾はエゾイソツツジのイメージを取り入れている。

エゾイソツツジが見頃 硫黄山の麓で大群落

 北海道弟子屈の硫黄山麓で大群落が広がるエゾイソツツジの花が満開となり、見頃を迎えた。酸性の土壌という厳しい環境下でも、小さくてかわいらしい白い花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませている。また、硫黄山MOKMOKベース(運営・町振興公社)では、施設内から硫黄山を眺められる大型のガラス窓「MOKMOKシアタ」ーにエゾイソツツジをイメージした装飾を施した。

 草丈30~70㌢ほどのエゾイソツツジは北海道の固有種で、小さな白い花が多数集まって球状に咲く。硫黄山では、硫黄山MOKMOKベース駐車場から川湯ビジターセンターまでを歩く「つつじケ原自然探勝路」沿いなど、山周辺を覆うように大群落を形成している。開花シーズンの6~7月には、硫黄山の噴煙と大群落の共演を見ることができる。

 MOKMOKシアターの装飾は通常、川湯のアカエゾマツをイメージしたものだが、今年からハロウィーンやクリスマスなど、季節に合わせて入れ替える予定。今回がその第1弾で、エゾイソツツジをほうふつさせる白い造花を並べた。町振興公社の新田英理沙さんは「つつじケ原自然探勝路を知らない方が多いので、装飾をきっかけに興味を持っていただければ」と話している。