ホワイトロード、青空の全線開通 観光客ら白山麓満喫

AI要約

白山白川郷ホワイトロードが冬季閉鎖から全線開通し、観光客が初夏の風景を楽しんだ。

今年は地震被害調査のため開通が遅れたが、多くのドライバーが待ちわびた。

開通式では山口友寛さんが一番乗りとして認定され、通行時間や料金についても案内された。

ホワイトロード、青空の全線開通 観光客ら白山麓満喫

 白山市と岐阜県白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロード(全長33・3キロ)は14日、有料区間の中宮料金所―馬狩(まがり)料金所間24・5キロ間の冬季閉鎖を終え、全線開通した。青空の下、大勢の観光客がドライブに繰り出し、滝や新緑に彩られた初夏の白山麓を満喫した。

 今年は能登半島地震の被害調査のため、全線開通が前年より5日遅れた。中宮料金所前には午前10時の開通前から約20台の自動車が列をつくった。

 美しい風景を楽しみながらドライブができる「日本百名道」を巡っているという国井政雄さん(70)=茨城県鉾田市=は「今回で全路線を制覇した。好天に恵まれ、何よりの記念になった」と笑顔を見せた。

 開通式では、石川県林業公社の三浦富士夫理事長があいさつし、一番乗りの山口友寛さん(28)=愛知県みよし市=に認定証を贈った。全線通行は11月10日までで、6~8月は午前7時~午後6時、9~11月は午前8時~午後5時に通行できる。料金は普通車で片道1700円、往復2600円。石川県側の無料区間は工事のため一部を片側交互通行とし、午後7時~翌日午前7時は通行止めとする。