福岡県直方市の浄水係長、別年度の下請け工事で便宜か…カー用品など受け取った疑いで再逮捕

AI要約

福岡県直方市発注の浄水場関連業務を巡る収賄事件で、市の水道施設課浄水係長と業者3人が再逮捕された。

係長は複数回にわたり業者からカー用品などを受け取った疑いが持たれており、過去にも同様の事件があった。

捜査は進行中で、4人の容疑については認否が不明となっている。

 福岡県直方市発注の浄水場関連業務を巡る汚職事件で、別年度の下請け工事でも便宜を図った見返りに業者からカー用品などを受け取ったとして、県警は13日、同市水道施設課浄水係長(49)を収賄容疑で再逮捕した。業者側の3人も贈賄容疑で再逮捕した。

 3人は同市の上下水道設備工事会社の代表取締役(54)、福岡市の水道用品販売会社の代表取締役(52)、同社社員(40)の各容疑者。

 発表では、係長は2023年度の同業務を受注した元請け会社に対し、除草工事の下請けに上下水道設備工事会社を入れるように便宜を図った見返りに、直方市の浄水場などで23年4~12月、上下水道設備工事会社の代表取締役から、水道用品販売会社の代表取締役や同社社員を通じて複数回にわたりカー用品など約30点(30万円相当)を受け取った疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。

 係長は22年度の同業務を巡り、22年4月~23年3月にも同様にゴルフ用品など約140点(90万円相当)を受け取ったなどとして今年5月に逮捕された。