<消防団発電機盗難事件>佐賀市、小城市の46台をリサイクル店に売却 逮捕の夫婦名義で 佐賀北署、容疑で再逮捕

AI要約

富士町の夫婦が佐賀市の消防格納庫から発電機を盗んで売却し、46台が複数のリサイクル店で売られた事件を巡る逮捕が行われた。

夫は再逮捕容疑で建造物侵入と窃盗、妻は盗品処分あっせん容疑で再逮捕され、容疑を認める供述をしている。

被害は合わせて46台の発電機が消防格納庫からなくなり、33台が回収されたが、裏付け捜査が続けられている。

<消防団発電機盗難事件>佐賀市、小城市の46台をリサイクル店に売却 逮捕の夫婦名義で 佐賀北署、容疑で再逮捕

 佐賀市の消防格納庫で発電機を盗んで売却したとして富士町の夫婦が逮捕された事件を巡り、佐賀北署は13日、複数のリサイクル店に夫婦の名義で発電機計46台が売却されていたと明らかにした。佐賀、小城の両市の消防格納庫から相次いで発電機が紛失しており、連続窃盗事件として、夫婦の関与の裏付け捜査を進めている。

 同署は13日、夫で佐賀市消防団員の無職の男(26)=同町杉山=を建造物侵入と窃盗の容疑で再逮捕した。また、妻でパート従業員の女(24)を盗品等処分あっせん容疑で再逮捕した。

 夫の再逮捕容疑は、4月15日までに小城市芦刈町の消防格納庫に侵入し、発電機1台(時価2万4千円相当)を盗んだ疑い。妻は4月15日、佐賀市内のリサイクル店でその発電機を売却した疑いが持たれている。

 同署によると、夫は「数が多く全て覚えていないが、芦刈でも盗んだ記憶がある」、妻は「当時、盗んだものと知っていたか分からない」と供述している。

 同署によると、3~5月に佐賀、福岡両県の複数のリサイクル店などに両容疑者名義で売却された発電機は46台。このうち33台を回収した。13台は店舗が販売するなどしていた。佐賀市と小城市では合わせて46台の発電機が消防格納庫からなくなっていて、回収した発電機などが被害品とみて裏付けを進めている。