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待機児童数が10年ぶりゼロに【愛媛】
待機児童ゼロを実現した県内での保育所の状況について報告がありました。
待機児童の数が5年前から減少し、4月1日時点でゼロになったとのこと。
県は保育士増員や施設拡充などの取り組みが功を奏し、今後も待機児童ゼロを維持していく方針です。
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保育所の利用を希望しても希望通りに保育を受けられないいわゆる「待機児童」の数が県内で10年ぶりにゼロとなりました。
県によりますと、4月1日時点の待機児童の数は、5年前は100人を超えていましたが、その後減少傾向が続き、今年はゼロとなりました。
ゼロになるのは、2014年以来ということです。
就学前の児童数は、この5年で1万人ほど減っていますが、女性の就業率の向上などで、保育が必要な子どもの数は1000人ほどの減少に留まります。
このため、県は保育士の資格はあるものの、働いていない「潜在保育士」の就職支援をするなどして、この5年で保育士を300人ほど増やしたほか、保育施設を増設して受け入れ定員の枠を1000人以上広げました。
県はこうした取り組みが功を奏したとみていて、引き続き待機児童ゼロを維持するために、保育士の確保や認定こども園の整備などを進めていく方針です。