京都で住みごこちのいい街、第1位は…? 関西全体では奈良のあの町 大東建託がランキング調査

AI要約

大東建託が発表した「いい部屋ネット街の住みごこちランキング2020」の結果によると、京都府では中京区が1位、滋賀県では草津市が1位を獲得した。両市は住民に都市機能の集積や交通の利便性などで高く評価されている。

京都府のランキングでは7つの京都市内区が上位にランクインし、中京区が首位に輝いた。一方、滋賀県の上位は大津市や栗東市などのJR東海道線沿いの湖南エリアが目立っている。

関西全体のランキングでは、「烏丸、四条駅エリア」や「京都駅」が上位にランクインしており、住民の生活環境や利便性が重視されていることが分かる。

京都で住みごこちのいい街、第1位は…? 関西全体では奈良のあの町 大東建託がランキング調査

 大東建託が7日発表した「いい部屋ネット街の住みごこちランキング2020」の京都府版と滋賀県版によると、各1位は京都府が「京都市中京区」、滋賀県が「草津市」だった。「住みたい街ランキング」でも中京区と草津市がそれぞれトップで、都市機能の集積や交通の利便性などが住民に評価された。

 京都府では10位までに中京、左京、上京、下京、西京、北、右京の京都市内7区がランクイン。市役所があり、店舗も多い中京区は、昨年1位の長岡京市(今回2位)を抑えて首位となった。市外では他に大阪通勤圏の府南部から精華町、京田辺市が入っている。

 滋賀県では、首位を堅持した草津市に続いて2位は守山市、3位が大津市、4位栗東市と新快速で大阪通勤圏となるJR東海道線沿いの湖南エリアが上位を占めている。草津は交通の利便性が高く、商業施設が多い点が住民に評価された。

 関西全体の「住みごこちランキング」では、駅単位で4位に「烏丸、四条駅エリア」がランクイン。自治体単位では9位に「京都市中京区」が入っている。関西全体の「住みたい街ランキング」では、駅単位で「京都駅」が4位、自治体単位で「中京区」が5位だった。

 大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は、京都について「中京区は市役所やオフィス、店舗が集積した政治・経済の中心地でありながら、歴史的な二条城などがあり、寺院も多い」とし、滋賀は「琵琶湖の存在が大きく、自然環境がよい。特に南部は勢いがある注目地域。草津は鉄道や国道1号、高速道路など交通の要衝地となっている」と分析している。

 住みごごち調査は関西居住の6万7674人にネットで実施。交通利便性や生活利便性、治安、行政サービス、物価などを総合的に質問し、平均値を集計して評点化した。