奈良国立博物館 なら仏像館で子ども向け音声ガイドが始まる

AI要約

奈良国立博物館のなら仏像館では子ども向け音声ガイドが始まりました。声優による分かりやすい解説で、仏像の特徴や歴史を楽しめます。

音声ガイドでは公式キャラクターが15件の仏像を紹介し、如来や菩薩、明王などの見分け方を説明します。

展示されている飛鳥時代から鎌倉時代の仏像を通じて、子どもたちに仏像や歴史に親しんでもらう取り組みです。

奈良国立博物館 なら仏像館で子ども向け音声ガイドが始まる

 奈良国立博物館のなら仏像館ではキャラクターがわかりやすく仏像の解説をする子ども向け音声ガイドが11日から始まりました。

大山記者

 「11日から始まった子ども向けの音声ガイド、こちらの番号を押し再生ボタンを押すと、分かりやすい仏像の解説を聞くことが出来ます。」

 解説をするのは奈良国立博物館の公式キャラクターのうち「あおじし」と「しろぞー」で、声は人気声優の斉藤壮馬さんと西山宏太朗さんがつとめています。音声ガイドでは15件の仏像で、如来や菩薩、明王、天の仏像の見分け方や特徴、仏像が作られた歴史などを聞くことができます。

あおじし「こちらは阿弥陀如来様。」

しろぞー「なんで阿弥陀様ってわかったの?」

あおじし「それは阿弥陀様はたいてい手の指で輪っかをつくっているから。」

 なら仏像館では飛鳥時代から鎌倉時代までの仏像を中心に、およそ100件を展示しており子どもたちに、難しいというイメージがある仏像に親しんでもらおうと導入を決めたといいます。

奈良国立博物館研究員・翁みほりさん

「今まで難しいと思っていた仏像が、知ると結構面白いなという風に感じてもらえたらとてもうれしいです。お子さんにはもちろんなんですけれど、大人のかたにもとても分かりやすいガイドになっているので、幅広い世代の方に楽しんでいただけたらなと思っています。」

 音声ガイドの貸し出しは1台300円で、大人も利用することができるといいます。日本語版と英語版の利用が可能で2024年度中に中国語や韓国語にも対応するということです。