古式ゆかしく…早乙女ら豊作願いお田植え祭 霧島神宮

AI要約

霧島神宮のお田植え祭が開催され、地域住民や児童が豊作を祈願してもち米の苗を手植えした。

児童たちは神舞や神事の後、着物姿で植え付けを行い、大人たちの指導を受けながら作業を進めた。

植え付けられたもち米は神宮の祭りで奉納される予定であり、児童たちは喜んで参加した。

古式ゆかしく…早乙女ら豊作願いお田植え祭 霧島神宮

 霧島神宮のお田植え祭が10日、鹿児島県霧島市霧島田口の同神宮斎田であった。地域住民やJA職員ら約100人が豊作を願い、もち米の苗を手植えした。霧島小学校の3、4年生14人も挑戦した。

 田の神舞や神事の後、赤や水色のはかま姿の早乙女(さおとめ)、早男(さおとこ)と児童が斎田に入った。2列に並び、慣れない児童には周囲の大人が丁寧に指導。かけ声に合わせ、次々に植え付けた。

 実ったもち米は神宮の祭りで奉納する餅などになる。同校3年の吉田一生さんは「いっぱい植えた。大きく育ってほしい」と笑顔を見せた。