ライトアップで内部〝見える化〟 8月末まで瑠璃光寺五重塔【山口】

AI要約

山口市の香山公園にある国宝瑠璃光寺五重塔の外壁シートが夜間にライトアップされている。塔内部の見える化を図り、貴重な工事期間の立ち合いを後押ししている。

東面シートの一部が透明パネルになり、LED照明で照らされている。塔全体の構造は真下から、駐車場でも眺めることができる。

ライトアップは8月31日までの毎週土曜日に行われ、興味のある方は足を運んで欲しいとのこと。

ライトアップで内部〝見える化〟 8月末まで瑠璃光寺五重塔【山口】

 山口市の香山公園にある国宝瑠璃光寺五重塔の檜皮(ひわだ)ぶき屋根改修に伴い設置され、一部透明化された外壁シートが、夜間にライトアップされている。塔内部のさらなる〝見える化〟を図り、70年に1度の貴重な工事期間への立ち合いを後押ししている。

 

 3月に東面シートの高さ13・5㍍、幅5㍍と高さ8・5㍍、幅5㍍の2カ所を透明パネルにしたが、日中は反射して見えづらいとの声を受けて県が実施。木に遮られず、範囲が広い右部分を内部からLED(発光ダイオード)照明で照らした。塔の施工業者がなるべく塔本体に光が集まるように工夫した。事業費は200万円。

 

 県文化振興課によると、屋根や軒先などの構造は塔の真下、塔全体は駐車場から眺めると良いという。山本昌克課長は「少しでも中が見えるよう図った。興味がある方はぜひ、足を運んでほしい」と話している。

 

 8月31日までの毎週土曜午後7時半~10時に行う。荒天の場合は中止。