「全国歯みがき大会」市内全24小が初参加 みんなで正しい磨き方を実践【宇部】

AI要約

宇部市内の全24小学校が初めて参加した第81回全国小学生歯みがき大会の様子。

児童たちが歯の磨き方を学び、実践している様子。

市教育委員会によると、参加校数が増加している背景や取り組みの詳細。

「全国歯みがき大会」市内全24小が初参加 みんなで正しい磨き方を実践【宇部】

 歯と口の健康週間(4~10日)に合わせて実施している「第81回全国小学生歯みがき大会」(1~10日)に、今回初めて宇部市内の全24小学校が参加している。

 同週間初日の4日、琴芝(松坂等校長)でも5年生47人が、学校歯科医の田村賢二郎さんの解説を聞きながらDVD教材を視聴し、歯肉炎や歯ブラシ、歯間の汚れを取り除くデンタルフロスを用いた正しい歯の磨き方について学んだ。

 児童たちは田村さんの指導の下、歯ブラシとデンタルフロスの使い方を、鏡を手に試行錯誤しながら実践した。今後1週間、課題として、自分の口の中の状態を観察し、正しい磨き方による歯茎の色や形などの変化を記録する。

 宗國晴真君は「普段勉強できない歯と口に関することを詳しく知ることができて良かった。もらったデンタルフロスをきょうから家で実際に使いたい」と語った。

 同大会はライオン歯科衛生研究所(濱逸夫理事長)、日本学校歯科医会(柘植紳平会長)などが主催し、5年生を主な対象に毎年開いている。参加校にはDVD教材、児童用のドリル、歯ブラシ、デンタルフロスなどが無償で提供される。琴芝以外の学校も期間中に取り組む。

 市教育委員会によると、昨年の参加は16校だった。児童の虫歯予防や生活習慣改善のために歯磨きの重要性を認識させる手段の一つとして学校関係者に注目されたことや、県と市内の歯科医師らが同大会の周知に尽力したことなどから、参加の機運が高まった。