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ハマボウフウが宮城・名取の閖上の浜辺彩る 地元の児童観察「昨年より花増えた」
閖上小中の児童が東日本大震災の津波で被害を受けた海岸で海浜植物観察活動を行った。
北の里浜花のかけはしネットワークと名取ハマボウフウの会が主催し、ハマボウフウやハマヒルガオの植生が回復している様子を確認した。
児童は海岸防潮堤に植物を育てる活動を継続し、成長具合を確認して喜んでいた。
![ハマボウフウが宮城・名取の閖上の浜辺彩る 地元の児童観察「昨年より花増えた」](/img/article/20240605/665fc8e569105.jpg)
東日本大震災の津波で被害を受けた名取市閖上地区の海岸で5月30日、閖上小中の3、5年生約120人が海浜植物を観察した。
札幌市の市民団体「北の里浜花のかけはしネットワーク」と地元のNPO法人「名取ハマボウフウの会」が主催した。植生が回復してきたハマボウフウは白色の小さな花が集まって咲き誇り、ピンク色のハマヒルガオも見頃を迎えた。
両団体と同校の児童はハマボウフウなどを種から育てて海岸防潮堤の隙間に植える活動をしており、5年生は育ち具合も確かめた。
5年の桑折秋音さん(10)は「植えた時より根付いて大きくなっていた。昨年よりも海浜植物の花が増えて砂浜がにぎやかになった」とほほ笑んだ。