プール授業開始前に 小学校の新人教員が水泳指導の研修 民間のプロからノウハウ学ぶ 広島市
小学校教員40人が民間スイミングスクールで水泳指導方法を学ぶ研修会が開催
市の教育委員会が初任者向けの研修を9年前から実施し、今年は民間事業者に委託
コーチから安全な指導方法や子どもへのアドバイスを学ぶ新任教員たち
プール授業が始まるのを前に小学校の先生に水泳の指導方法を教える研修会が初めて民間のスイミングスクールで行われました。
広島市内のスイミングスクールに集まったのは、この春着任したばかりの小学校の教員およそ40人です。
水泳の授業は児童の命に関わるため安全な指導が求められ、市の教育委員会は9年前から初任者への研修を行っています。
今年は初めての試みとして専門の民間事業者に研修を委託し、普段大勢の子供たちに泳ぎを教えているコーチ陣からそのノウハウを学びます。
【高陽ドルフィンクラブ・コーチ】
「この時にふざけて水をかけてトラブルになることもあるので、今のは水をかけて慣れるためのものだと子どもたちに伝えてください」
水が苦手な子供には顔をつける前に、まずは口でバブリングをするなど段階を踏むようアドバイスをしていました。
【参加した新人教員】
「こういう時に(子供たちが)けんかになりやすいというのが経験されているからこそ確かになと思った」
「実際にプロの方に教えていただける機会は貴重。水の楽しさというのを味合わせてあげる授業ができたらなと思います」