謎の深海魚「リュウグウノツカイ」生きた状態で捕まる ほぼ完全に近い綺麗な個体

AI要約

島根県江津市の定置網で生きたリュウグウノツカイが捕獲された。

リュウグウノツカイは深海魚で体長は1メートル70センチで、日本海では珍しい生物である。

捕獲されたリュウグウノツカイは展示が難しく、標本として活用される予定である。

謎の深海魚「リュウグウノツカイ」生きた状態で捕まる ほぼ完全に近い綺麗な個体

珍しい生き物を発見です。

島根県江津市の定置網に、深海魚「リュウグウノツカイ」が生きた状態でかかりました。

こちらが捕らえられた「リュウグウノツカイ」です。

体長は約1メートル70センチ。トサカのように赤く長い背びれ、そして胸びれが特徴的です。

まだ若い子どもと見られていて、尾ビレの先端が欠けていましたが、ほぼ完全に近い綺麗な個体です。

リュウグウノツカイは太平洋側の水深800メートルから1000メートルに住む深海魚で、その詳しい生態はほとんどまだ解明されていません。

このリュウグウノツカイは、島根県江津市の定置網に3日、生きた状態でかかり、漁業関係者から、水族館「島根県立しまね海洋館アクアス」に連絡がありました。

職員

「表面はザラザラしていますね…」

リュウグウノツカイ、表面は少しザラザラしているようです。

今回、生きてはいるものの、かなり弱っているということで、残念ながら展示には至りませんでした。

しまね海洋館アクアス 獣医師 田中議顕さん

「もともと深海魚であることと日本海には生息していないものなので、日本海まで来ているというのはすでに弱っている。展示までもっていけないのは残念だなというところです」

アクアスでは、リュウグウノツカイが死んでしまった後は、標本として活用できればと考えています。