最高水準の美を堪能 県展、6分野の作品解説

AI要約

富山県民会館で開催されている第79回県展の作品解説会が行われ、各部門の審査員が大賞や入賞作品の特徴を紹介。美術ファンは県内最高水準の作品を楽しむ。

彫刻部門では若手作家の作品「渦」が高く評価され、日本画部門では生き物の観察の重要性が強調される。

表彰式は4日に予定され、展示は7日まで開催される。

最高水準の美を堪能 県展、6分野の作品解説

 富山市の富山県民会館で開かれている第79回県展(富山新聞社などでつくる実行委員会主催)の作品解説は2日、会場で行われ、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の各審査員が大賞、入賞作品などの特長を説明した。訪れた美術ファンらは洗練された県内最高水準の作品を堪能した。

 彫刻部門では、県展大賞を受けた齊藤九十九さん(19)=富山市=の作品「渦」について、長谷川総一郎審査員が「若手ながら造形性がしっかりとある。着色の方法に改良の余地がある」と紹介した。日本画部門では、温井喜央審査員が1点ずつ講評し「生き物をよく観察することが大切」と語った。

 4日午後1時半から表彰式が行われる。展示は7日まで。