「中学受験」が当たり前の東京育ちのママ友に驚き! 私の地元では「受験なし」が普通だったのですが、「年収450万円」のわが家でも受験させるべきですか? 大学受験の負担が少なくなるでしょうか…?

AI要約

中学受験を検討する家庭における費用面の悩みに焦点を当てる記事。

都内在住のAさんが中学受験についての悩みを述べる。

東京で中学受験が増加している背景や公立・私立中学校の状況についての言及。

「中学受験」が当たり前の東京育ちのママ友に驚き! 私の地元では「受験なし」が普通だったのですが、「年収450万円」のわが家でも受験させるべきですか? 大学受験の負担が少なくなるでしょうか…?

小学生の子どもがおり、中学受験を検討している・したことがあるという家庭も珍しくないでしょう。しかし、費用面において中学受験するか・しないかは悩ましい問題です。そこで本記事では、中学受験するかどうかを決めるときのお金の考え方を整理していきます。

首都圏模試センターによると、2023年の首都圏における私立・国立中学校の受験者数は過去最高の5万2600人でした。2024年は微減したものの受験率は過去最高の18.12%を記録するなど、中学受験熱は高まりを見せています。そのような環境で、小学3年生の娘を持つAさん(都内在住)がお悩みを寄せてくれました。

■東京では中学受験が普通?

Aさん自身は小学校から高校まで地方の公立校で学び、現在は夫と娘の3人で都内に在住しています。

「いま住んでいるところは徒歩圏内に公立中学が複数あり、学区に関係なく自由に選択できます。公立中学が充実しているから中学受験は必要ないと思っていました」

娘にも自分と同じく公立中心の進路を考えていたAさんですが、小3娘と中2息子がいるママ友・Bさんの言葉で考えが揺らいでいるようです。

「Bさんの話では、高校から入れる女子校が減っているらしいのです。しかも学力上位層が抜けてしまうため、公立中学の質は不安定とも聞きます。東京は私立中学の選択肢が豊富なのだから、受験しないのはもったいないとBさんは言います。

その話を聞くとうちの子にも中学受験をさせたいけれど、世帯年収450万円のわが家がどこまでやれるか不安です。Bさんの娘はすでに中学受験専門塾に通っています。上の子の受験では家庭教師も併用したといい、上の子は無事志望校に受かり、今夏は学校主催の海外研修に参加するそうです。

我が家は塾の月謝と私立中学の学費は工面できても、家庭教師や海外研修費まで出せる自信がありません。お金の心配がなければ、すぐにでも中学受験に向けて動き出したいのですが……」

中学受験に魅力を感じているものの、経済面でAさんの不安は尽きません。

Bさんが指摘するとおり、都内では高校募集を停止する中高一貫校が相次いでいます。私立女子校については、2022年度より豊島岡女子の高校募集が停止しており、女子トップ層が狙える女子高は慶應女子だけとなりました。

首都圏で中学受験者数が増加しているのは、このような背景も理由の一つと思われます。