歯科医が回答!ホワイトニングのメリット・デメリットは?【働く30代が知っておくべき歯のすべて】

AI要約

ホワイトニングの悩みに対する対処法やメカニズムについて解説。外的要因や加齢などが黄ばみの原因となること、ホワイトニングの効果や種類、矯正との関係、メンテナンス方法などが述べられている。

飲食習慣や加齢、唾液量などが歯の色に影響を与え、ホワイトニングで理想の明るさに近づくことが可能であること。

クリニックとホームホワイトニングの違いや薬剤の濃度、矯正方法による適用可否、ホワイトニング後の予防やキープのための効果について。

歯科医が回答!ホワイトニングのメリット・デメリットは?【働く30代が知っておくべき歯のすべて】

自力のオーラルケアではなかなか解決できないホワイトニングの悩み。クリニックに行く前に、まず知っておくべき対処法やメカニズムを解説します! どんなにほかのパーツに気を使っていても、歯がくすんでいたら台無しに。定期的なホワイトニングを取り入れて、清潔感のある白い歯を手に入れて。

●教えてくれたのは

アンチエイジング デンタルクリニック恵比寿

小川朗子先生

一般歯科から矯正歯科、審美歯科に精通し、口腔内のエイジングケアを提唱。丁寧なカウンセリングと診察に定評があり、講演会やTV出演など、幅広く活躍している。

A.外的な要因と加齢のどちらにも理由があります

「コーヒーや紅茶、赤ワインなど、色素の濃い飲み物や食べ物を好む人は、それだけ黄ばみのリスクが高いです。また、加齢とともに光の吸収が高まり、それにより黄色く見えてしまうこともあるんです。唾液量が少ない人も、自浄作用が低く着色しやすいので注意が必要」

A.生まれ持った歯よりも明るくすることができます

「歯の色には生まれつき個人差があるので、ホワイトニングの効果にも差はあります。それでも本来の歯の色よりも数段階は明るくすることが可能。シェードガイドを参考に、理想の明るさにすることが可能かどうか、クリニックで相談を」

A.薬剤の濃度種類が違います

「クリニックでは、ドクターの管理下でのみ使用を許可された高濃度の薬剤を用います。その分1回で感じられる効果もクリニックのほうが高いです。一方ホームホワイトニングは薬剤の濃度は低いものの、気になったときに手軽にできるというメリットがあるので、自分に合った方法を選ぶとよいでしょう」

A.矯正のタイプによっては可能です

「歯の表面にワイヤー矯正をしている場合は難しいですが、裏側のワイヤー矯正やマウスピース矯正であればホワイトニングは可能です」

A.予防、ホワイトニング後のキープのためには効果あり

「すでに沈着してしまった黄ばみはホワイトニングが必要ですが、ホワイトニング後のメンテナンスとして、着色しにくい状態をキープするという目的で使う分には効果があります。研磨剤が多いものは避け、医薬部外品と表記されているホワイトニング歯磨き剤を選ぶのが正解」