「毎週末は家族で外食」という40代の友人家族。夫婦とも公務員のようですが、どれくらいの年収なのでしょうか?

AI要約

国家公務員と地方公務員の平均年収を比較し、毎週外食をした場合の生活への影響を分析。

国家公務員と地方公務員の給与や世帯年収、外食費の関連性について解説。

世帯年収1200万円で毎週外食をしても問題ない生活が送れるか検証。

「毎週末は家族で外食」という40代の友人家族。夫婦とも公務員のようですが、どれくらいの年収なのでしょうか?

家族の有無や子どもの人数にもよりますが、毎週末外食をするとなると、毎月の食費以外に数千円~数万円程度のお金が余分にかかります。公務員の方は給与が安定しているといった話が出ることもありますが、毎週外食をしたとしても生活に余裕はあるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、国家公務員と地方公務員の平均年収や年収ごとの外食費、毎週末外食をした場合における生活への影響について解説します。

内閣人事局の令和4年の調査によると、国家公務員の平均月給は40万7153円で、ボーナスは4.3ヶ月分支給されているため、140万1056円です。12ヶ月分の月給とボーナスを合わせると、国家公務員の年収は628万6892円となります。国家公務員の方には1級~10級までの階級が定められており、階級が高くなればなるほど給与も多くなる仕組みです。

仮に、夫婦ともに国家公務員だった場合、役職や勤続年数などにより一概にはいえませんが世帯年収は1200万円程度となるでしょう。

総務省の令和4年の地方公務員給与実態調査によると、地方公務員の平均月給は40万1372円で、ボーナスは155万9968円となっています。それらを合わせると、地方公務員の年収は637万6432円となります。国家公務員よりも地方公務員の給与額の方が若干高くなっていますが、ほぼ同等の年収です。地方公務員の場合も600万円程度の年収があり、等級制度により階級が上がるとその分給与も上昇します。こちらも夫婦ともに地方公務員だと仮定すると、およそ1200万円の世帯年収があることになります。

令和4年の全国家計調査によると、年収ごとの1ヶ月の平均外食費は表1の通りです。

表1

※総務省統計局 e-Stat「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」を基に筆者作成

全体の平均外食費は1万2810円となっており、年収が上がるにつれて外食費も高くなる傾向にあるようです。また、同調査によると、二人以上の勤労世帯の毎月の支出は43万7367円となっています。夫婦ともに国家公務員で毎月の国家公務員の平均月給をもらっていたとすると、月の世帯収入は80万円程度となり、月給の75~85%を手取りとすると約60~68万円になると仮定できます。上記手取り月給から平均支出を差し引くと、およそ16~24万円残る計算です。子どもの人数やそのほかの必要費用によって、手元に残る金額は減る可能性はありますが、毎週末に外食をしたとしても、問題なく生活が送れると考えられるでしょう。