「こりゃ側溝から水があふれるわけだ」 警視庁が「1時間あたりの降水量100ミリ」をわかりやすく解説

AI要約

天気予報における降水量100ミリの意味をわかりやすく解説

100ミリの降水量がどれくらいの量であり、具体的な例を挙げて説明

猛烈な雨の条件と危険性、適切な対応方法について

「こりゃ側溝から水があふれるわけだ」 警視庁が「1時間あたりの降水量100ミリ」をわかりやすく解説

 天気予報を見たとき、「降水量は多いところで○ミリ……」と耳にすることがあります。なにげなく聞いている情報ですが、実際はどれくらいの量なのでしょうか。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が、「1時間あたりの降水量100ミリ」がどれくらいなのかをわかりやすく解説しています。1リットルペットボトルで何本分の量になるでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

 朝晩は少し暑さが落ち着き、秋の気配が感じられるようになりました。過ごしやすい陽気になると、外出の機会も増えるでしょう。ただ、秋は急な雨に見舞われるなど、天気が変わりやすい季節でもあります。外出前に降水量がどれくらいなのかをしっかりとイメージできていると、外出を控えるなど臨機応変な行動ができるでしょう。

 では、「1時間あたりの降水量が100ミリ」だった場合、いったいどの程度の雨になるのでしょうか。同課はXで、「これは1メートル四方の箱に雨がそのまま溜まった場合、10センチの深さになることです。水の重量は100キロになります」と説明。

 さらに、1リットルサイズのペットボトル(1本=1キロ)を用いて「1メートル四方にペットボトル100本分の雨が降ることになります」とたとえました。漠然と数字だけを聞いているとイメージしにくいですが、わかりやすく解説しています。

 投稿のリプライ(返信)には「イメージできた」「すげーな! こりゃアスファルトタウンでは、側溝から水があふれるわけだ!」など、理解できたという声が寄せられました。

 気象庁によると、1時間あたりの降水量が100ミリというのは「猛烈な雨」に分類され、災害の危険性が高いとされています。激しい雨が降り、傘を差していても意味をなさず、車を運転するのも危険な状況です。

 出かける前には天気予報とともに降水量分布も確認して、危険を回避したいですね。