大胆な露出にフェティッシュなアイテム…セクシーすぎるゴシックファッションがトレンドに?ファンからは批判の声も

AI要約

待望の映画『ビートルジュース ビートルジュース』のプロモーションにより、ゴシックスタイルが再びトレンドとなっているが、本物のゴシックファンからは不満の声が上がっている。

『ビートルジュース ビートルジュース』のプレミア上映では、ティム・バートン監督の世界観にインスパイアされたファッショニスタたちが登場し、TikTokでは「バートンコア」として大人気となっている。

しかし、一部のファンや元いじめられっ子たちは、自分たちの個性や苦労が一般化されることに対して複雑な気持ちを抱えている。

大胆な露出にフェティッシュなアイテム…セクシーすぎるゴシックファッションがトレンドに?ファンからは批判の声も

ティム・バートン監督の待望の映画『ビートルジュース ビートルジュース』のプロモーションをきっかけに、今季のトレンドにゴシックスタイルが再登場しているが、本物のゴシックファンは不満なようだ。

8月29日、ロンドンのシネワールド・レスター・スクエアで『ビートルジュース ビートルジュース』のプレミア上映にゲストが集まると、雰囲気はまるでハロウィンのパーティのようだった。フォトコールでは、ファッションデザイナーのディラーラ・フィンディコグルーが脂ぎった髪に、汚れたコルセットで引き締められたウエスト、そして半分裂けたスカートから脚を見せて登場した。一方、アーティストのバンビー・サグはマリリン・マンソン風のメイクを施し、女優のウィノナ・ライダーは白い肌を際立たせるスモーキーアイメイクと吸血鬼風のロングブラックドレスで魅了した。TikTokでは、このスタイルは「バートンコア」と呼ばれている。ティム・バートン監督のゴシックでファンタジックな世界観にインスパイアされたこの美学は、ソーシャルメディアで大人気となり、今秋冬の主要トレンドとなっている。しかし、すでに賛否が分かれている。

「中学の頃はモーティシア・アダムスって呼ばれたり、葬式に行くのかって聞かれたりしていたけれど、今では褒められるようになった」と語るのは、25歳のソーシャルメディアマネージャー、グウェンドリン。中学時代から、彼女のスタイルは全身黒で、ドクターマーチンや細かなストライプ模様、そしてティム・バートンの映画が彼女の趣味だという。「10年前、ティム・バートンのキャラクターのように服を着ることは、私たちを他と違う存在にしてくれた。それで私たちは他の人たちとは違っていることができた。でも、バートンコアでは、みんなと同じように見えることになってしまう」と語っている。

TikTokでも反応は同じだ。多くの元いじめられっ子たちは、自分たちのアウトサイダー的なクローゼットが一般の人々に取り入れられることに憤りを感じている。「ティム・バートンのファッションが流行する一方で、若いころにこの世界観が好きだと言っただけでいじめられたのに......」、「バートンコアのファッションが流行して、あなたたちが高校時代にいじめられていた時には気にも留めていなかったのに」、「『ビートルジュース ビートルジュース』のプロモーションがある前には、ティム・バートンが誰かさえ知らなかったくせに」と、複数のユーザーが絶望している。