【王の帰還】ウメハラ参戦のSaishunkan Sol 熊本の4選手にインタビュー!SFL優勝への意気込みから、レジェンドたちの意外な「推し活」や「ゲーマー飯」まで

AI要約

2024年8月16日に開幕した「ストリートファイター」の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」(略称:SFL)。ウメハラ、ふ~ど、ネモ、ひぐち選手が所属するSaishunkan Sol 熊本が優勝を目指し、SFLに挑戦する。

ウメハラ選手の復帰戦や、各選手のキャラクター愛、推し活、思い出のゲーマー飯など、プレイヤーのパーソナルな一面も紹介。

SFL Division S 第4節対戦カードや配信日時も掲載されており、ストリートファイターファンには見逃せない情報となっている。

【王の帰還】ウメハラ参戦のSaishunkan Sol 熊本の4選手にインタビュー!SFL優勝への意気込みから、レジェンドたちの意外な「推し活」や「ゲーマー飯」まで

2024年8月16日に開幕した「ストリートファイター」の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」(略称:SFL)。競技タイトルがストリートファイター6となり、2年目の今期、昨年は不参戦だったウメハラ選手が盟友のふ~ど選手とともに「Saishunkan Sol 熊本」に加入。引き続き在籍するネモ選手、ひぐち選手とともに4人のトッププロがSFL優勝を目指す。

大注目となった8月16日の開幕節、2年ぶりにSFLに参戦したウメハラ選手が中堅として登場。ヤナイ選手と一進一退の攻防を繰り広げるなか、ウメハラ選手が瞬獄殺フィニッシュを決めた瞬間は、同時接続視聴者10万人を超える熱狂状態に。

今回、9月3日の第3節を終えてリーグ3位につけるSaishunkan Sol 熊本の4選手に、SFLへの意気込みをインタビュー(※)。さらにそれぞれの「推しキャラ」や「思い出のゲーマー飯」まで、パーソナルな部分も深掘り取材した。

※7月7日、熊本で開催されたファンミューティング時に実施。

■「今年こそは優勝を」新生Saishunkan Sol 熊本の目指すもの

――目指すチーム像と、SFLの意気込みを教えてください。

【ウメハラ】格闘ゲームってバージョンアップだったり、キャラが増えたり、攻略が進んだりで結構変化があると思うんですね。だから活躍しそうな人が思わぬ調整によってちょっと勝つのが難しくなったりすることもあると思います。「あの人がいるから大丈夫」だと思わず、もしかしたら自分がエースになるかもしれないという気持ちでやるのが大事だなと思います。

ただ、今年こそは優勝を狙いたいですね。チームメートも同じ心持ちだと感じますし、それぞれの力量も信頼しているので、4人の総合力をもってすれば、実現できると思っています。それと去年は日本のチームが海外で負けちゃったんで、海外(※)でも勝ちたいなっていうのが目標です。

(※)「ストリートファイターリーグ:ワールドチャンピオンシップ」

【ふ~ど】僕は、2年連続(2022年と2023年のSFLプレイオフ)でSaishunkan Solさんと戦っていて、去年は勝って、一昨年は負けて、そして今年はそのチームと一緒に組む、という何とも縁のある関係です。さらには、このチームで今年こそは優勝を勝ち取れると思うので、ドラマ的にも流れ的にも凄くいいなと思っています。

それと、最近は海外勢に押されている印象もあるので、「日本は格ゲー強いのがいるんだぞ」っていうのは改めて見せたいなと。それを見せることによって、格ゲー業界の発展にもつながると思うので、世界でも勝つことを目指したいなと思います。

【ひぐち】SFLで毎年思うのは、チームは一期一会だなって。もちろん勝ちたいっていう気持ちもあるとともに、少しでも長く一緒にチームでやりたいなって思います。優勝して海外まで行くとなったら長く戦えますし、こういう機会も少ないので、そういう意味でも勝ちたいですね。

【ネモ】今までのSaishunkan Solは、若いメンバーをどう引っ張っていくかみたいな感じでチームワークが生まれていました。今回、ShutoがCrazy Raccoonに移籍して、新たに2人のベテランが加入したので、今年は“勝利”だけを意識して、優勝したいって気持ちは相当強いですね。正直、勝てばチームワークってよくなるし、負けると悪くなっちゃうと思います。なので、なるべく早い段階で勝って、「うちのチーム、やっぱ強いよ」ってところを他のチームに見せたいです。

■格ゲーレジェンドたちの「推し活」は?

――みなさんのストリートファイター(以下、SF)における“推し”を聞きたいです。SFシリーズで一番好きなキャラは?

【ウメハラ】リュウになるんですかね。頑張らされたなっていうのはストIVなんですけど、思い入れとなるとやっぱりストIIになりますかね。

――(ストIVで)頑張らされたというのは?

【ウメハラ】リュウはそんなに最上位キャラっていう感じじゃなくて、結構長い期間使っていたので、苦しくもあり、思い出にも残っている感じです。

――現在は豪鬼を使われていますが、リュウがもっと強くなってくれれば使うかもしれない?

【ウメハラ】そうですね、強ければ。今は本当に(選手の)レベルが上がっていて、「単に好きなキャラだから使う」みたいな時代じゃないですからね。だから、本当に見合うだけの強さがあれば使いたいなって気持ちはありますけど、そうじゃなければ、やっぱりやれないかなっていう感じです。

――ふ~どさんはいかがですか?

【ふ~ど】使ってないんですけど、ユンはかっこいいなと思います。攻め気がすごい強いのに、見た目もかっこいいなって。スピーディーなキャラがいいです。自分は結構待ちキャラとか使ったりするんですけど、それよりは攻めキャラの方が、やっていても楽しいし、見てても楽しいんじゃないかなと思うので、ユンはいいキャラだなと思います。

――ちなみに、ユンを使わなかった理由は?

【ふ~ど】もともとIVの時にユンは結構自分の中では候補にあったぐらいのキャラだったんです。それが、仲間うちに「お前、フェイロンの方が似合ってるよ」みたいなことを言われて、フェイロンを使い始めたら結構結果が出て、そのままフェイロンを使っていった感じです。

【ひぐち】思い入れがあるって言ったら、「V」のガイルですかね。Vのガイルで結果も出してきたので。

――ガイル使いとして歩んできて、心境の変化はありますか?

【ひぐち】最初はガイルに特別な思い入れがあったわけじゃなくて、「強そうだから」「使えそうだから」使ってみたいぐらいの感じだったんです。けれどやっぱり長い時間苦楽を共にしてくると、だんだんその愛着も湧いてくるなって。いわゆる「なしでは語れないな」って感じなので、今はすごく思い入れがあります。

――ネモさんの思い入れのあるキャラは?

【ネモ】ストIVのロレントですかね。理由は単純に新キャラで出てきて使ってみたいと思って、使ってみたらめちゃめちゃ自分にあっていたってところだったんですけど。

自分はIVの一時、SFシリーズから離れていた時期があったんです。ウルトラストリートファイターIVになってロレントが実装されたときは、また勝ちたいっていう思いでかなりやり込んだ時期で。そこである程度結果を残すことができたので、そういう意味でも思い入れが深いです。

――スト6でも、もし実装されれば触ってみたい気持ちはありますか?

【ネモ】そうですね。それは性能次第ではやっぱりあるんですけど、必ず触るだろうなってキャラクターです。

――では、格ゲーの話題からは離れて、いまハマっている推し活や、誰かにお勧めしたいものやジャンルがあれば教えてください。

【ふ~ど】戦国時代ものが結構好きなので、遠征するとどこへ行ってもすごく楽しめます。Saishunkan Sol 熊本なら熊本城がありますし、以前、高知でファンミーティングやった際には長宗我部ゆかりの地に行ったりして。戦国時代を抑えると、土地自体がすごい愛着が湧くし、国内旅行は格段に楽しくなるんじゃないかなと思います。

――ふ~どさんは“ウメハラさんの右腕”や“軍師”と言われていますが、歴史好きとして一番好きな軍師を挙げるなら?

【ふ~ど】軍師(笑)?そうですね… 安易すぎると言われそうですが、黒田官兵衛とかになるのかな。能力もそうですし逸話もありますし、九州とゆかりのある武将です。

――ひぐちさんはいかがですか?

【ひぐち】アウトドアというか、意外と外に出るのが嫌じゃないんだなって最近思うようになりました。外の空気を吸ったり、ちょっと体でも動かそうかなって気持ちのときに自転車に乗って景色が変わるのが結構面白いというか。意外と息抜きに「ゲーム」っていうよりも、息抜きに「外に出るか」、みたいな感じです。それと先日、友達と卓球をしたんですけど身体を動かすっていうのも楽しいなと。

――ネモさんが最近ハマっていることはありますか?

【ネモ】電動のストレッチポールです。首のヘルニアが発症して、手のしびれがやばくて…。自分の姿勢に気をつけなきゃいけないと、パーソナルジムに通って改善している真っ最中です。トレーナーの方からいろいろストレッチのやり方を教わって、毎日やっています。自分の選手寿命を守るためにもうやるしかねえ!って(笑)。

――ウメハラさんは?

【ウメハラ】推し活というのかわからないですけど、駄菓子のカップラーメンやフライドチキンのお菓子が、今は焼きそばになって出てるんですよ。駄菓子がすごく好きだったので、どんな味なんだろうと思って新しい味が出ると食べています。そういう懐かしさってそれだけでも食べる理由になりますね。結構な数を食べていますね。

■ゲーセン勢の食事はコスパとスピードが命?「思い出のゲーマー飯」を聞いた

――最後に、ウメハラさんの“食の話”に関連して、皆さんの「思い出のゲーマー飯」があればお聞きしたいです。

【ウメハラ】俺は豚丼です。牛丼が食べられなかった(※BSE問題の影響で牛丼チェーンが牛丼の提供を中止していた)時期の、280円ぐらいだった豚丼のつゆ抜きを“光の速さ”で食べていました(笑)。

――そんなに早かったんですか!

【ウメハラ】あれは1分を切ってたんじゃないかな。当時、「新宿モア」っていう2D格ゲーの聖地みたいなゲーセンがあって、その近くに吉野屋があったんです。モアも吉野屋も今はなくなっちゃったんですけど。モアから歩いて1、2分なのでよく行って食べていましたね。

――ふ~どさんはいかがですか?

【ふ~ど】ジャンルを問わずラーメンですかね。ゲームセンターの中だったり、終わったあとにだべったりする文化があったと思うので、普段食べるご飯は早く済むものがいいと思うんですよ。それと、遠征とも相性が良いですし。神奈川だったり埼玉だったり千葉だったりって、いろんなゲームセンター行ったんですけど、行く先々のご当地ラーメンを食べるのはすごく楽しかったですし、思い出に残っていますね。

【ひぐち】僕はあんまりゲーセン時代を経験していないので、「これ食べたな」みたいなものはあまり思い浮かばないんですけど、コロナ禍になってから配信をするようになって、その合間に間食で食べるプロテインバーを思い出しました。配信中にがっつりご飯食べているとこ見せるのも嫌だな、でも腹減りすぎて頭回らないなみたいなときに、手も汚さないのでプロテインバーを箱買いして食べていた時期が3、4年前にありました。

【ネモ】思い出のゲーマー飯となると、290円で食べられた頃の松屋の牛丼とオリジナルカレー。昔、(千葉県)柏の方に一人暮らしをしていて、そのときのバイトが時給750円だったんです。お金がないから、とにかく安く済ませる。そのために松屋の牛丼とカレーをひたすら毎日食べていました。人によると思いますが、松屋の牛丼にフレンチドレッシングをかけるのがめちゃめちゃ好きでしたね。

■SFL Division S 第4節対戦カード

SS熊本の第4節は9月10日(火)19時~実施される。

・Good 8 Squad VS 名古屋NTPOJA

・忍ism Gaming VS Saishunkan Sol 熊本

・FUKUSHIMA IBUSHIGIN VS DetonatioN FocusMe

上記カードは、カプコンeSportsの公式YouTubeおよびTwitchチャンネルでライブ配信される。

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