2枚の絵、どこが違う?間違い探しクイズで脳を活性化!

AI要約

脳の専門医が開発した脳ドリル3回目では、注意力を鍛えるために「間違い探しクイズ」を行うことで、右脳と左脳の連携を強化し、注意力をアップさせる方法が紹介されています。

脳神経外科医の石川久さんによると、注意力の衰えが感じられる際には食い違いやボタンのズレが増える傾向があるが、これは認知機能の軽い衰えの現れであり、右脳と左脳の連携を刺激することで注意力を向上させることが重要だと述べられています。

脳ドリルでは、間違いを見つける訓練が右脳と左脳を活性化させ、日常生活でも建物の変化などに気づく習慣を作ることが大切であると紹介されています。

2枚の絵、どこが違う?間違い探しクイズで脳を活性化!

人間の脳は記憶力・集中力が衰えると次に注意力が衰えると言われています。そこで、脳の専門医が開発した脳ドリル3回目では、注意力を鍛えます。「間違い探しクイズ」で右脳と左脳の連携を強化して、注意力をアップしましょう。

脳神経外科医。国際医療福祉大学三田病院脳神経外科勤務。開頭手術やMRI画像診断などで1万人以上の脳を見てきた「脳の名医」。救急医としても、脳疾患など、全身管理を専門とする。著書に『1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル』(アスコム刊)など。メディアの出演も多数。

「ボタンがずれている、食べこぼしが増えるなどが目立ってきたら注意力が落ちてきているかもしれません」と話すのは、脳神経外科医の石川久さん。

「ただし認知機能の衰えとしてはまだ軽い段階。ここで意識して食い止めておきたいところです。直感的に物事をとらえる右脳と、論理的な考察をする左脳の回路を相互に刺激すれば、右脳と左脳の連携が高まって注意力がアップします」

それでは、注意力アップのための脳ドリルにチャレンジしてみましょう。

■Q1.上と下で違う所を5か所見つけてください

Q1の答え:

(1)巻き方が逆

(2)富士山が反対

(3)雲が増えている

(4)桜が消えている

(5)桜が増えている

■Q2.左と右の写真で違う所を5か所見つけてください。

■Q2の答え:

(1)粒が増えている

(2)ローズマリーが消えている

(3)端が切れていない

(4)クラッカーが増えている

(5)本数が増えている

上の2問のように、間違いを探すドリルは、右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)が活性化されます。日常の生活でなら、例えばいつも歩いている通り道で建物がなくなって更地になっていたりしたら、「前は○○店だったな」と思い出してみることでも訓練できます。

次回は、思考力を上げる脳ドリルを紹介します。

取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年5月号を再編集しています