「この食い込みはヤバイですね…」 抜けなくなった指輪を切断した顛末に反響 意外な対応場所とは

AI要約

結婚指輪をはずせなくなった女性が消防署でリングカッターを使って切断するという出来事が話題に。

指輪を切断した理由や結婚生活について語っている伊藤さんのエピソードが紹介されている。

伊藤さん自身は残念に感じつつも、夫からはポジティブな反応があったという。

「この食い込みはヤバイですね…」 抜けなくなった指輪を切断した顛末に反響 意外な対応場所とは

 永遠の愛を誓い交換する結婚指輪。肌身離さず身につけている人も多いでしょう。X(ツイッター)では、そんな大切にしているエンゲージリングをはずせなくなった人が、ある行政機関のお世話になり大きな話題に。投稿者の伊藤恵(@meggmog)さんに、詳しいお話を伺いました。

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「クライミング始めてから指がどんどん太くなって一生抜けなくなってた結婚&婚約指輪をこの度消防署にてリングカッターで切断していただきました!!!!!!!!!」

 そんなコメントから始まる投稿で、複数の写真や動画を添えて事の顛末を報告した伊藤さん。1枚目の写真では、左手の薬指に結婚指輪と婚約指輪が食い込み、とてもはずせそうにありません。

 医療機関にかかるため、どうしても指輪を抜かなければならない状況になった伊藤さんは、病院の看護師さんやネットの情報からさまざまな手段を試しました。アイシングしたり、石けんやハンドクリームをつけたり、指に糸をぐるぐる巻きにしたり……。それでも抜けず、購入した貴金属店に相談。「店舗にはリングカッターがないので消防署に行って切ってもらってください」とアドバイスをもらいます。

 あらかじめ連絡を入れ、消防署を訪れた伊藤さん。撮影許可を得て撮った写真や動画を交え、どんな処置で指輪を切断したのか紹介しました。

 なかなか目にすることのない、リングカッターや切断の様子は反響を呼び4.3万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「消防署でやってくれるんですね……!! 知らない人多そう」「この食い込みはヤバイですね……」「ときどき指輪の切断依頼は来ますね。リングカッターが使える状態で良かったです」「カットしたあとの指輪ってサイズ直しできるのかなー」など、多くの声が寄せられています。

「私自身、消防署でこんな対応をしてくださることを知らなかったので、今後誰かの役に立てばと思い投稿しました」という伊藤さん。夫と沢登りやクライミングを楽しむ、猫好きさんです。

 伊藤さん夫婦は「そろって直感でサクサク決める感じ」とのこと。「いわゆるスピード婚ですかね。つきあって3日でプロポーズ、その10日後にふたりで指輪を見に行きました」といい、1軒目の店でいくつかデザインを見て、即決で選んだものだと明かします。

「せっかくもらったものなので、たくさん身につけていたくて。現在、結婚9年目ですがほぼ毎日つけていました。どこに行くにも指輪は一緒でしたね。3~4年前から『もしかして抜けないかも?』と感じてはいたのですが、指輪をはずしてどこかに置き忘れて、失くすかもしれないほうが怖かったです」

 ボルダリングジムではグルグルとテーピングをして保護。さらに伊藤さんは「趣味の沢登りで万が一遭難して自分が亡くなったときに、個人を識別できるものが多いといいかなと思って」と考えていたそう。

 伊藤さん自身は、大切な指輪を切断することになり残念に感じていましたが、指輪を買ってくれた夫の反応はどうだったのでしょうか。

「『おおー! 良かったね!』って感じです(笑)。我が家は何に対してもポジティブなので、指輪を切断しにいくときも夫は『(めったに経験しないことだし)撮影させてもらったら?』という感じで、指輪を切ること自体はたいした問題ではないようでした」