ふかわりょう「生き方を変えなくては」 武田砂鉄のラジオイベントで「こだわりをおたきあげ」

AI要約

 TBSラジオの人気番組「武田砂鉄のプレ金ナイト」のイベント「プレミアムマンデー2024 トークバケーション」が開催された。

 イベントには、ふかわりょうさんと能町みね子さんがゲストとして登場し、独特なトークや言葉の魅力を披露した。

 武田砂鉄さんは今後も同様の特別なトークイベントを続けていく意向を示している。

ふかわりょう「生き方を変えなくては」 武田砂鉄のラジオイベントで「こだわりをおたきあげ」

 ライターの武田砂鉄さんがパーソナリティーをつとめるTBSラジオの人気番組、「武田砂鉄のプレ金ナイト」(毎週金曜、22時~23時30分)。毎週多彩なゲストを迎えた「ゲストトーク」と、TBSラジオの澤田大樹記者と1週間のニュースを振り返る「ニュースエトセトラ」などで構成されている。

 8月26日、「プレ金ナイト」のイベント「プレミアムマンデー2024 トークバケーション~終わらない夏~」が、東京都杉並区のセシオン杉並ホールで開催された。今年1月22日に開催されたイベント第1弾「プレミアムマンデー2024~ゴキゲン新春ナイト~」(ゲスト:タブレット純さん、辛酸なめ子さん)に続いての第2弾だ。

 ゲストはタレントのふかわりょうさんと、エッセイストの能町みね子さん。最近は演出に趣向を凝らしたイベントも多いなか、舞台の上には大きな机1台と椅子2脚のみというシンプルなスタイル。どこかラジオの放送スタジオを思わせ、逆に通常の放送を覗き見しているような臨場感がある。

 まずは、ふかわりょうさんが登場。8歳も年下の武田さんを「砂鉄先生」としきりに呼ぶふかわさんは、「生き方を変えなくては」と切り出し、「108つのこだわりを、この場で捨てておたきあげをして成仏したい」としてさまざまなこだわりを披露。会場からは温かい笑いが起こった。

 次に能町みね子さんが登場。「言葉尻バケーション」と銘打って、能町さんと武田さんで気になる言葉を紹介。その一つとして能町さんが「マルハラ」をあげ、「わたしはマルハラ研究第一人者かもしれない」と、この言葉につながる歴史をひもといていく。相撲ファンの能町さんらしく、今年の春場所で110年ぶりに新入幕優勝をはたした尊富士の祖父が発言したという「大谷、焼肉、尊富士」という言葉も紹介。「巨人、大鵬、玉子焼き」とリズムを揃えたこのキャッチフレーズを能町さんは絶賛した。

 トークの合間には、武田さんの母校である明治学院中学校・東村山高校(東京都東村山市)でロケした映像も上映。高校時代、バレーボール部のキャプテンを務めたという武田さんの貴重なバレーボール姿も見ることができた。

 ラストは、番組リスナーにはおなじみのTBSラジオの澤田大樹記者と、澤田記者が出題するクイズを交えたトーク。最後は澤田記者による「プレミアムフライデー~~!」の発声でイベントは締めくくられた。

 武田さんに、今後「プレ金ナイト」としてどんな番組イベントをやっていきたいか聞いた。

「飛んだり跳ねたり、演奏したり、といった特別な演出があるわけでもなく、次々と人が来て、話をして帰るだけのイベントにたくさんの人がお越し下さって嬉しい限りです。これからも、この感じしかできないので、あまり大きくない会場で、それなりに近い距離で、一癖ある人たちの話を楽しめるようなイベントを細々とやっていきたいと思います」(武田砂鉄さん)

 第3弾のイベントも楽しみだ。

*オンライン配信の視聴券が9月1日(日)21時まで販売中

https://eplus.jp/sf/detail/4017760002?P6=001&P1=0402&P59=1

(編集部・小柳暁子)

※AERAオンライン限定記事