「強風が吹き込むと、屋根が飛ばされます」 台風で被害をもたらす暴風に警視庁が注意喚起

AI要約

気象庁が発表した進路予報図によると、台風10号は日本を縦断する見込み。各地に警報や注意報が出ており、暴風に備える必要がある。

台風による被害は、激しい雨だけでなく、強風による飛来物によるものもある。対策が重要である。

傘の適切な処分や家具の屋内保管、窓ガラスの補強など、暴風への備えが必要である。

「強風が吹き込むと、屋根が飛ばされます」 台風で被害をもたらす暴風に警視庁が注意喚起

 気象庁が発表した進路予報図によると、台風10号は日本を縦断する見込み。最大風速による強さの階級が、29日には「非常に強い」から「強い」に変わりましたが、各地に警報や注意報が出ており十分な対策が必要です。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、暴風への備えについて注意喚起しています。

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 台風では激しい雨による浸水被害も大きいですが、強風によって物や看板などが飛び、建物や電線などのインフラ設備、人に当たるなどして深刻な被害をもたらします。

 そうしたことから、同課のX担当者さんは「台風は、大雨のほかに『暴風』の被害があります」の書き出しで注意喚起。画像を添えて、とるべき対策を紹介しています。

○傘は凶器になる場合も

 強風に煽られるなどで傘が壊れてしまった場合、放置すると風に飛ばされ危険です。きちんと持ち帰り、自治体の指定に従い適切に処分しましょう。

○物干し竿、植木、ゴミ箱などは、家の中にしまう

 ベランダやバルコニーに置いてあるものは、屋内へ移動しましょう。一定の重さがあるものでも、強風によって飛ばされる可能性があります。

○雨戸を閉め、雨戸がなければ内側から補強を

 雨戸は確実に閉め、雨戸がなければ、内側からテープなどでガラスを補強し、厚手のカーテンを閉めましょう。物が飛んでくるなどで、窓ガラスが破損する可能性があります。雨が入ってくるだけでなく、吹き込んだ強い風によって屋根が飛ばされると風雨を防ぐことができなくなり、非常に危険です。風が強くなる前に、できるだけ窓ガラスの補強をするようにしましょう。

 こうした呼びかけに引用リポストには、「九州人が『すごい』『ひどい』と言う台風はだいたいガチ」「台風で飛ばされた物干し竿が家の外壁に刺さったって被害を見たので、物干し竿は立派な凶器」「屋根はね、真面目に窓が開いていると飛ぶよ~ 古い家だと上のほうにある小窓が開けっぱなしで吹っ飛んだ、とかとか」「うちも一部の窓には雨戸がない。養生テープ、貼るべきね」などの声が。

 また、「シャッターは、しっかり閉めていても外からの風圧でレールからはずれて、のれんみたいにビロンビロンになります。我が家は内側から太い角材で支えて、その根元に土嚢を置きます。『閉めているから安心』ではありません! 気をつけてください」「雨戸のない窓あるから一応、養生テープは貼っておいたけれど、プラダンもあるから補強しておこう。完全に台風被害を防げるわけじゃないだろうけどさぁ」といった、さらなる工夫についての声も寄せられています。