【40代・50代からの老後資金】投資はダイエットと一緒、ゆるくじっくり行おう! 無理をすれば、体を壊したり、リバウンドは必至。「老後マネーがショートする人、お金が貯まりにくい人7つの特徴」

AI要約

投資とダイエットには共通点があり、続けることが重要

投資を続けることでリターンが大きくなる可能性が高まる

短期間での挫折はもったいない、コツコツ積み立てることが大切

【40代・50代からの老後資金】投資はダイエットと一緒、ゆるくじっくり行おう! 無理をすれば、体を壊したり、リバウンドは必至。「老後マネーがショートする人、お金が貯まりにくい人7つの特徴」

ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんに、老後マネーを貯めるうえで大事なことを教えていただく連載。なんと、投資には、ダイエットと共通する点があるというのです。それは?

「皆さんは、ダイエットをしたことがありますか? 例えば『同窓会までにどうしても痩せたい』と無理な食事制限をして体調をくずしてしまったり、頑張っているのに結果が出なくて『もうやめる!』と挫折してしまったり…。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

実は、投資とダイエットにはいくつか共通点があるんですよ。今回は、そのお話をしていきます」

「当たり前のことですが、投資にはリスクがあるため、いつもうまくいくとは限りません。これは、ダイエットがいつもうまくいくとは限らないのと同じです。

投資をしていると、「もうやめたい!」と思ってしまうタイミングが3つあります。それはどんなときなのでしょうか? 順番に見ていきましょう。

【タイミング1】投資を始めたばかりの頃

多少の値動きでもつい気になってしまい、ちょっとでもマイナスになると「もうやめたい」と思ってしまう。あるいは、思うように増えなかった場合など。

【タイミング2】積み上げてきた利益が急激に減っていくタイミング

リーマン・ショックやコロナショックなどのような経済危機で利益が急激に減ってしまったときに、慌ててやめようとする。

【タイミング3】下落したのち、下落前の水準まで回復したとき

一度値が下がったもののその後上昇し、マイナス(損)がなくなった時点。再びマイナスになるのが怖くなり、「ここでやめてしまったほうがいいかも」となる。

思えばダイエットも、

「始めたばかりの頃はグラム単位の増減に一喜一憂し、あまり成果が感じられなくなるとやめてしまう」(タイミング1に類似)。

「せっかく痩せたのにリバウンドしてしまった。あんなつらい思いをしたのにこんなことになるなんて…やっていられない、と思ってやめてしまう」(タイミング2に類似)。

「一度痩せたがリバウンドし、その後なんとか再び痩せたけれど〝またリバウンドするのはうんざり〟と、ダイエット前に持っていた意欲をなくしてしまう」(タイミング3に類似)。

そんな行動をしてしまいがちですよね。でも、投資もダイエットも、続けていくことに意味があります。

最初のうちはリターンが少ないと、「投資をする意味があるのかな」と不安になってしまいますが、それを乗り越えてコツコツ積み立てていくことで、リターンが大きくなる確率も高まります。

何度もお話ししているように、投資をするにはリスクが伴いますが、短期間で一喜一憂してすぐやめてしまうのはもったいないことで、続けてみることに意味があるのです」