業界別、大学就職者数ランキング「5大商社」に強い大学は…各社共通の1位

AI要約

大学通信は、2023年の企業ごとの大学別就職者数をランキング形式で発表している。商社業界の5大商社に焦点を当て、各社の1位の大学や国立大学の強さが示されている。

就職者数の多い大学や国公立大学が目立ち、他の業界と比べても旧帝大の強さが際立つ結果となっている。

大学通信のWebサイトでは、各社ごとに1位の大学から1人の大学までのランキングが紹介されている。国公立大学が多く含まれている。

業界別、大学就職者数ランキング「5大商社」に強い大学は…各社共通の1位

 大学通信は、2023年の企業ごとの大学別就職者数をランキング形式で発表している。第6弾は「商社」から、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の5大商社の大学別就職者数を紹介する。3位には東京大学、大阪大学、京都大学などがランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトから確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国749大学を対象に2023年春の就職状況を調査。566大学から得た回答をもとに、就職者数をランキング化した。就職者数にはグループ企業や大学院修了者を含む場合あり。大学により一部の学部・研究科を含まない場合がある。なお、東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。

 2023年の「商社」業界の大学別就職者数ランキングをみると、三菱商事は3位「東京大」16人、4位「京都大」8人、5位「上智大」7人、6位「一橋大」「大阪大」各4人がランクイン。

 三井物産は、3位「早稲田大」14人、4位「京都大」12人、5位「東京工業大」5人、6位「東北大」「大阪大」各4人。

 伊藤忠商事は、3位「大阪大」10人、4位「東京大」9人、5位「京都大」7人、6位に「神戸大」「同志社大」各5人が並んだ。

 住友商事は、3位に「京都大」「早稲田大」各11人が並び、5位「大阪大」6人、6位「一橋大」5人、7位「同志社大」3人。

 丸紅は、3位「東京大」9人、4位「青山学院大」8人、5位「京都大」「神戸大」各6人、7位「上智大」5人となった。

 今回紹介した「5大商社」では、各社1位に共通する大学がランクイン。就職者数も19~29人と他大学に差をつけて多く採用されており、長年の就職実績をベースにした強さがうかがえる結果となった。

 さらに、これまで紹介してきた業界に比べ、旧帝大を中心に国立大学が強さを発揮している印象だ。各社共に、トップ10のうち半数は国立大学がランクインしている。

 大学通信のWebサイトでは、各社のランキング1位の大学から、就職者数1人の大学まで(丸紅は2人の大学まで)、就職者を輩出した大学をランキングで紹介している。