香水、柔軟剤の香りは不快? 体調不良まで引き起こす《香害》の実態…人工的な香りが他人を不快にさせてるかも?

AI要約
シャボン玉せっけんが2024年5月に行った「香害・化学物質過敏症に関するアンケート調査」の結果が発表された。調査結果では、人工的な香料による不快な経験や体調不良を感じた人が多いことが示された。調査結果から香害への認知度が上昇しているが、香料を意識して選ぶ人はまだ少ない。
香水、柔軟剤の香りは不快? 体調不良まで引き起こす《香害》の実態…人工的な香りが他人を不快にさせてるかも?

 シャボン玉せっけんが、2024年5月、「香害・化学物質過敏症に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、20~60代の男女636人を対象に、インターネット上で行われました。

 それによると、人工的な香料によって不快になった経験がある人は72%、体調不良にまでなった経験がある方は43%にも上る結果でした。

「不快に感じた」または「体調不良を起こした」ことのある場面は、「電車やバスなどの公共機関を利用しているとき」が一番多く、「エレベーターを利用しているとき」「商業施設(スーパーやドラッグストアなど)」が続きました。

「不快に感じた」または「体調不良を起こした」ことのある香料について、「香水」が82%で圧倒的に多く、次いで化粧品が39%、柔軟剤が35%でした。

 人工的な香料などによって体調不良を引き起こす「香害」。「シャボン玉石けん」は、夏の6月、7月は香害の被害が増えやすい時期だと指摘してます。

 直近5年間におよぶ調査結果を見ると、「香害」の認知度は2020年の56%から2024年は79%と20%以上も増加していることがわかりました。しかし、意識して香料の入っていないものを購入している」人はわずか17% 、「香料の有無を意識して購入している」のは33% に留まる結果でした。