90%以上の親が不安を感じる「小学生の壁」登下校や緊急時…“我が子の安全”を確保するためにできること

AI要約

小学生が学校に通う際の安全について親子で確認する重要性

登下校時の安心づくりや緊急時の対処法についての解説

地域によって異なる登校班の存在や親のサポートの重要性

90%以上の親が不安を感じる「小学生の壁」登下校や緊急時…“我が子の安全”を確保するためにできること

子どもが小学校に上がり、環境が変わることで起こる様々な問題…。実に、保護者の90%以上が小学校入学のタイミングで、仕事との両立に不安を感じているのだそうです。

そんな「小学生の壁」で起こる、親子それぞれの問題とそれを乗り越えるための方法を解説した書籍『どう乗り越える?小学生の壁』をご紹介します。

今回はその中から『知っておきたい登下校の安心づくり』『Q.集団登校がないなんて! どうすればいい?』『Q.地震や体調不良…  緊急時、どうしたらいいの?』という3つのトピックをピックアップ! 園時代とは違い、親の目から離れる登下校時の安全の確保の方法や、緊急時の対処法が、分かりやすく解説されています。

小学生になるにあたってまず心配なのが、「一人で学校に行けるのか?」ということです。今までの園生活では、親が送り迎えをしたり、送迎バスを利用したり、常に大人が付き添っていたと思います。それが小学生になると、自分で歩いて(学校によっては電車に乗って)学校に通うことになります。

親も心配ですが、子どももとても不安を抱えていることでしょう。または子どもは状況がわからないから、心配に思っていないということもあります。

就学前にぜひやって欲しいのが、子どもと一緒に学校まで何度か歩いてみるということです。子どものペースに合わせながら、登校のルートを歩いてみます。目的は〈道を把握すること〉〈どのくらいの時間がかかるのか〉〈危ない場所はないか〉を親子で一緒にチェックするということです。

交通量が多い交差点では必ず左右を確認してから横断歩道を渡る、廃材置き場があれば近づかないことなどを伝えながら歩いてみるといいでしょう。

できれば登校時、下校時と同じくらいの時間に歩いてみましょう。時間帯によっては車が多いとか、薄暗くなっている場所があるかもしれません。

登校班の有無も確認しておきましょう。最近では学校が統廃合され通学エリアが広がったことで、以前あった登校班がなくなっているところもあります。

ちなみにわが子が通っていた学校では、1年生が入学する4月は1か月間、夏休み明けは1週間だけ登校班がありました。集合場所に行き、高学年の児童が先頭と後ろについて一緒に登校してくれるのは、とても安心感がありました。1年生になった1週間は、保護者が交代で登校班に同行していました。時間のやりくりが大変でしたが、子どもの安全を考えると大事なことだったと思います。地域によっていろいろ違うと思うので、近所の先輩ママに聞いてみましょう。