大阪府民が兵庫の学校に通う場合も…制度参加校なら府外の学校も無償に 高校授業料完全無償化の仕組み

AI要約

大阪府が令和8年に導入する高校授業料無償化は、世帯収入の上限を撤廃し、公費で私立高の授業料を賄う制度。適用される学校は132校で、府外25校も含まれる。

対象は府民に限られ、府外に通学する生徒は適用外。段階的に全学年に適用され、中学3年生は世帯年収により保護者負担があるが、高校2、3年生は全世帯が無償となる。

無償化は主に授業料に適用され、入学金や制服代、修学旅行の積立金は対象外。

大阪府民が兵庫の学校に通う場合も…制度参加校なら府外の学校も無償に 高校授業料完全無償化の仕組み

大阪府が令和8年に本格導入する新たな高校授業料無償化は、従来の制度で設けられていた世帯収入の上限を撤廃。私立高の年間授業料を最大63万円まで公費で賄い、超過分を学校が負担する仕組みとなっている。

無償化が適用されるのは、府の制度に参加することを表明した学校。通信制や専修学校なども含め、府内132校で、大阪府外でも和歌山や兵庫など25校の学校で適用される。

大阪府の制度なので対象は府民のみとなっており、府外の生徒が府内に通学する場合は適用されない。制度は令和6年度から段階的に対象となる学年を広げ、8年度にはすべての学年で適用される予定だ。今年の中学3年生の場合、高校1年生は世帯年収や子の人数により保護者負担がともなうが、2、3年生では全世帯で無償となる。

ただ、無償化が適用される範囲は主に授業料だけ。入学金や制服代、修学旅行の積立金などは無償化の対象にならない。