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もふもふに癒やされる! 突然猫になった社畜がブラック企業をホワイト化していくコメディマンガ『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』【書評】
猫になってしまった社員がブラック企業をホワイト化する心温まる物語。
猫のまま出社し仕事をこなす主人公が会社のアイドルとして活躍し、ストレスケアで社員の心を癒やす。
モフ田の活躍により会社が大きく変わり、ホワイト企業へと生まれ変わる姿が描かれる。
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もしもあなたが朝起きたとき猫になっていたらどうするだろうか。家族に相談、病院に行く、もう1回寝てみる…さまざまな選択肢がある中で、ブラック企業で働く社員は会社に連絡して出社することを選ぶ。
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(清水めりぃ/KADOKAWA)は、朝起きたら猫になっていた主人公がブラック企業をホワイト化していく癒やし系コメディだ。仕事に疲れ果てている人は、自分が突然猫になったことを想像しながら本作を読んで癒やされてもらいたい。
主人公のモフ田は、残業代も出ない会社で14時間勤務を連日続けていたある日、朝起きたら猫になっていた。とりあえず上司に「猫になってました」と連絡するも出社しろと怒鳴られてしまい、猫のまま出社することに。猫になってもキーボードは打てたので、そのまま仕事をするモフ田。これまでの仕事もこなしつつ、会社のアイドルとしてどんより濁った目をした社畜たちを癒やし、広報として大活躍することに。そんなモフ田の活躍により、真っ黒だった会社はホワイト企業へと生まれ変わっていく――。
モフ田はとても堅実に生きているので、人間に戻ったときに備え今までの生活を変えることはなかった。電車で通勤し残業もこなし、小さなパソコンに向かってカタカタと仕事をするのだ。満員電車で自然ともふもふに埋まる人を毛だらけにして癒やしながら、サラリーマンとして働き続けていく。
そんなある日、プレゼンに失敗した社員をもふもふで励ましたことがきっかけで、モフ田に癒やしを求める人が続出しはじめる。しかし、モフ田の休憩時間が削れてしまうので、社員のストレスケアによりモフ田が疲れてしまう。モフ田の疲弊は会社の上層部にも伝わり、モフ田がストレスでハゲてしまわないよう全力で早急に待遇改善と給与改定を進めることに。そして、ブラック企業はしっかり給料が支払われる福利厚生が充実したホワイト企業へと生まれ変わり、大人気企業へと成長していくのだ。