森香澄さんがお仕事の悩みに回答! 「“挑戦”って先に延ばすと幅が狭くなると思う」【ウェブ限定Q&A】

AI要約
新しい仕事に挑戦する勇気が欠ける若手会社員の相談。勇気を出すよりも挑戦したいかどうかを考える重要性。経験を積むためには若いうちに挑戦することの利点。現在の職場で学ぶことも挑戦の一環として考える。
森香澄さんがお仕事の悩みに回答! 「“挑戦”って先に延ばすと幅が狭くなると思う」【ウェブ限定Q&A】

新しい仕事に挑戦したいけど勇気が出なくて進めません。今の仕事もいいけれど、他の仕事もしてみたい。ただ怖くて転職できません。どうしたら一歩踏み出す勇気が出るでしょうか?(26歳・会社員)

大事なのは「勇気が出せるかどうか」ではなく「挑戦したいかどうか」なのではないかと思います。「怖い」というのは、何に対しての怖さなのかを考えてみるといいかもしれません。周りにどう思われるかという怖さなのか、生活が安定するかどうかの不安なのか…。

また私のお話になってしまいますが、私は、人生は一度きりだし、チャンスがあるなら俳優というお仕事に挑戦してみよう思い、前職を辞めました。テレビ局のアナウンサーという仕事は、すてきな方たちが周りにたくさんいたし、お給料や福利厚生など将来はきっと安定していたと思うけど、会社に守られている分、できないこともあると思ったんです。

あと、何かに挑戦するための決断って、後ろ倒しにすればするほど──例えば20代でやめたときと30代でやめたときでは──挑戦できる幅は狭まっていくと考えて。特に、私がやりたかったお芝居は、自分にとってまったく新しい分野で、経験を積むためには若ければ若い方がいいと判断して、そう思ったなら会社をやめようと行動に移していました。

もちろん、「やりたいことがあるならやめてみよう」と言うつもりはありません。「新しい仕事」というものが、同じ業界の仕事であったり、いまの仕事とつながる部分を見つけられたりするものであれば、経験や知見や人脈をつくるためにいまの場所に留まってもいいかもしれません。若いことを理由に、「教えてください!」と先輩や上司に言えるときに、いろいろと学ぶのも挑戦につながると思います。