あけみちゃん基金に60万円寄付 横浜市の野地さん 亡き長女思い貯金続ける

AI要約

横浜市西区の野地敦子さん(88)が、60年前に生後約50日で亡くした長女のためにためていた60万円を寄託した。

長女の希実子ちゃんは心臓疾患が原因で約50日後に死亡し、野地さんは毎月少しずつ貯金してきた。

寄付は心臓病の子供たちを支援する明美ちゃん基金にされる予定で、野地さんは「娘のように苦しんでいる子供さんに少しでもお役に立てていただければ」と話している。

横浜市西区の野地敦子さん(88)が7日、60年前に生後約50日で亡くした長女のことを思ってためていた60万円を産経新聞社横浜総局に寄託した。重い心臓病に苦しむ子供を支援する「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)に寄付される。

野地さんは60年前の4月20日に第一子となる長女の希実子ちゃんを出産した。しかし希実子ちゃんは約50日後に死亡。その後、心臓疾患が原因だったことが分かった。野地さんは、生後まもなく亡くなった長女のことを思って毎月少しずつ貯金。生きていれば「還暦」を迎えていた今年4月を区切りとして、心臓病の子供たちを支援する明美ちゃん基金に寄付することにしたという。

野地さんは「娘のように苦しんでいる子供さんに少しでもお役に立てていただければ」と話している。