ガソリンスタンドの静電気除去シート、触らないで給油する人いる?いつ触る?引火のおそれは?

AI要約

記事ではガソリンスタンドでの安全な給油について紹介されており、静電気除去シートに触ることの重要性が強調されています。

静電気が引火するリスクや火災事故の統計データ、そして静電気除去シートを触ることで火災事故を予防できる理由が説明されています。

最後には、スプラWRXさんがうつ病などで苦しむ人々を支援するプロジェクトに関する情報が記載されています。

ガソリンスタンドの静電気除去シート、触らないで給油する人いる?いつ触る?引火のおそれは?

「前も誰かのツイートで見たのですが

ガソリンスタンドでこれ

触らないで給油する人もいるみたいですが、

私怖いのでペタペタ触りますが

(何なら念じるくらい)

爆発したらイヤだし

皆様どうなんでしょう」

 こんなポストがXに投稿されて話題です。ガソリンスタンドの「これ」とは、給油ノズルの横にある「静電気除去シート」です。静電気除去シートを触ることで、人の体に帯電している静電気を体の外に逃すことができます。

 リプ欄には、ポストした「スプラWRX」(@HamamatsuW)さんと同じように「これでもかってくらい触ります」という人がほとんどでしたが、「全く触ってないです」という人もちらほら。

 スプラWRXさんが見たツイートも「これってやる意味あるの?」というものだったそうですが、意味はあります!

 常にモノに触れている人の体は、摩擦などで体に電気をためています。一方、ガソリンは氷点下40度でも気化するので、給油口を開けると、見えませんが気化したガソリンが放出している状態です。もしもそこにバチッと静電気が起きてしまったら引火してしまいます。

 引火すると、「給油口から火炎放射器みたいに出てくる映像は見た事あります😱」という状況に。スプラWRXさんも「YouTubeでガソリンタンクから引火の動画を見たことがあります。それを見てからより長く触るようになりました。一瞬で良いみたいですが、長く触れば電気がたくさん抜ける気がしてw」と話します。

 つまり給油口を開けるときに、静電気による火災事故発生が発生しやすいので、静電気除去シートは給油口を開ける前に触ることが大切です。

 総務省消防庁の「セルフスタンドにおける安全な給油について」によると、セルフスタンドの給油中の火災は年に2~7件起こっています(平成18~29年)。

「危険物の規制に関する規則で、給油ノズルは、静電気を有効に除去することができる構造とすることや給油中に吹きこぼれたガソリンが顧客に飛散しない措置を講ずること等が規定され、セルフスタンドの設備に関する安全対策を強化」されていますが、ひとりひとりが静電気除去シートに正しく触れることで火災事故をゼロにしたいですね。

 スプラWRXさんは、うつ病などで心を痛めて苦しんでるかたがたの役に立てたらと、「心プロジェクト」というステッカーを作ってます

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)