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JR東日本、多機能Suicaアプリを2028年度リリース目指す
JR東日本が中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定・公表した。Suicaの利用拡大を目指す重点を置く。
2027年までに「えきねっと」や「JRE MALL」などのID統合、2028年に「Suicaアプリ」リリースを予定。新しい鉄道チケットシステムや他サービスとの連携も目指す。
2033年度までに生活ソリューションの営業収益・営業利益を2倍にする目標を掲げ、データマーケティングでビジネス圏拡大も計画。
![JR東日本、多機能Suicaアプリを2028年度リリース目指す](/img/article/20240604/665ed020d04d1.jpg)
JR東日本は、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定・公表した。生活サービス事業ビジョン「NEXT10」に代わるもので、移動以外のシーンでもSuicaの利用を拡大することを重点に置いている。
すでに一部で報じられている「えきねっと」や「JRE MALL」などのIDの統合は2027年までに実施し、クラウド化を進めて「新しい鉄道チケットシステム」を導入する。さらに2028年には「Suicaアプリ(仮称)」をリリースし、チケットや決済だけでなく、学び、物流、行政・地域サービスとの連携も目指すとしている。
このほかデータマーケティングによるビジネス圏の拡大などを掲げており、2033年度での生活ソリューションの営業収益・営業利益を2023年度比で2倍とすることを目標とした。