動画配信サービス、約3人に1人が「ほぼ毎日利用」。視聴方法はスマホが約6割・テレビが5割弱【スカパー! 調べ】

AI要約

スカパーJSAT(スカパー!)は、「テレビ放送と動画配信サービスに関する調査」を実施した。調査結果から、動画配信サービスの利用頻度や視聴デバイス、テレビ画面での視聴に対する意識などが明らかになった。

調査では、動画配信サービスを視聴する際にテレビ画面で視聴していない理由や、テレビ放送をどのように視聴しているかについてもデータが示された。年代や性別による傾向もあることが分かった。

テレビ放送や動画配信サービスの利用に関する意識を掘り下げた興味深い調査結果であり、今後のメディア消費の動向を考える上で参考になるデータと言える。

動画配信サービス、約3人に1人が「ほぼ毎日利用」。視聴方法はスマホが約6割・テレビが5割弱【スカパー! 調べ】

スカパーJSAT(スカパー!)は、「テレビ放送と動画配信サービスに関する調査」を実施した。テレビ放送とインターネット動画の両方を月1回以上視聴している一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)の30歳~59歳の男女1,000名が回答している。

 

まず、どのくらいの頻度で動画配信サービスの動画を視聴しているかを聞くと、「ほぼ毎日」が32.8%で最も多かった。テレビ放送の視聴頻度別にみると、テレビをほぼ毎日見ている人では「ほぼ毎日」は36.8%にのぼり、他の層と比べて高くなった。

また、動画配信サービスの動画を視聴しているデバイスを聞くと、「スマートフォン」が59.1%で最も多く、「テレビ」が47.9%、「パソコン」が27.5%と続いた。

動画配信サービスの動画をテレビ画面で視聴していない理由としては、「テレビ以外の機器で十分(26.9%)」が1位、「一人で視聴したい(25.5%)」が僅差で2位に。年代別でみると、40代男性では「インターネットに接続できるテレビがない」、30代女性では「設定が面倒」、40代女性では「テレビで視聴する方法がわからない」と環境面での理由が目立った。

動画配信サービスの動画をテレビで視聴していない人に対し、テレビ画面で見たいと思ったことはあるかを聞くと、合計で62.6%が「ある」と回答した。男女・世代別にみると、「ある」の割合は40代女性(77.4%)が最も高かった。

また、テレビ放送の視聴方法について、“何気なく見る”より“見るものを決めて見る”ことが多いかを聞いたところ、合計で72.6%が「多い」と答えた。テレビ放送を視聴する際は、目的をもって見る人が多いようだ。

 

・【調査地域】一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)

・【調査対象】ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする、テレビ放送とインターネット動画の両方を月1回以上視聴している30歳~59歳の男女1,000名

・【調査期間】2024年4月12日(金)~4月15日(月)の4日間

・【調査方法】インターネット調査

・【有効回答数】1,000サンプル

・【実施機関】ネットエイジア