広告業界の倒産が急増、2024年は4月までに40件。年間では5年ぶりに100件を超えるか【東京商工リサーチ調べ】

AI要約

2024年1~4月の広告関連業倒産状況が発表された。倒産件数は40件で、コロナ関連支援の終了により増加が見られた。

負債額別では、1億円未満の倒産が92.5%を占めた。地区別では関東が最多の23件で、全体の57.5%を占めた。

2024年は年間100件を超える可能性が高まっており、広告関連業の倒産に警戒が必要とされている。

広告業界の倒産が急増、2024年は4月までに40件。年間では5年ぶりに100件を超えるか【東京商工リサーチ調べ】

東京商工リサーチ(TSR)は、2024年(1~4月)の「広告関連業」倒産状況に関する調査結果を発表した。

 

調査によると、2024年の1~4月の「広告関連業」倒産は40件(前年同期比37.9%増)で、9年ぶりの40件台を記録した。コロナ関連支援の効果などで、2020年以降は4年連続で年間100件を下回ったが、各種支援の終了・縮小により2023年は年間82件(前年比46.4%増)まで急増。2024年は月間10件台のペースで推移しており、5年ぶりに年間100件を超える可能性が高まっている。

負債額別では、「1億円未満」が37件(前年同期比68.1%増)で、広告関連業倒産の92.5%を占めた。

また、地区別では、関東が最多の23件(前年同期比27.7%増)で、全体の57.5%を占めた。ついで近畿が6件(前年同期比50.0%増、構成比15.0%)、九州が5件(同400.0%増、同12.5%)と続いた。