映像製作のカラー、クラウドストレージで運用管理コストを80%削減

AI要約

Wasabi Technologies Japanは、映像企画制作を手掛けるカラーが500テラバイトもの知的財産をアーカイブするためにWasabiのクラウドストレージサービスを採用した。

オンプレミスで保存していたが、ハードウェア障害を防ぐためにクラウドストレージを利用することとなった。

クラウドストレージの導入により、システム部は管理運用コストを約80%削減できる効果を見込んでおり、より本質的な業務に集中できるようになった。

映像製作のカラー、クラウドストレージで運用管理コストを80%削減

 Wasabi Technologies Japanは、映像企画製作を手掛けるカラーがアーカイブ用途に、Wasabiのクラウドストレージサービス「Wasabi Hot Cloud Storage」を採用したと発表した。

 カラーは、人気アニメ作品「エヴァンゲリオン」シリーズなどの製作を手掛け、約18年間にわたり多くの作品の静止画ファイルや動画ファイルなど500テラバイトもの知的財産をアーカイブしている。近年までオンプレミスで保存していたが、ハードウェア障害を回避する取り組みの一環として、クラウドストレージの利用を開始した。

 Wasabiの採用についてカラーのシステム部は、HDD障害やハードウェア更改の対応から解放され、システム管理業務に専念できるのが大きなメリットだとコメント。ハードウェア障害により貴重なデータが失われるリスクは心理的なストレスだったという。従来は、1台のHDDに大容量のデータを記録していたため、HDDの交換は神経をすり減らす作業になり、1台のHDDのデータを交換して再構築するまで1~2週間も要していたという。

 クラウドストレージの導入でこれら作業の多くから解放され、カラーのシステム部では、管理運用コストを約80%削減できる効果を見込んでいる。より本質的なシステム企画や管理業務に集中できるようになるという。