iPadOS 18配信開始、待望の「計算機」が追加

AI要約

アップルは「iPadiOS 18」の配信を開始し、手書きで使える「計算機」など新機能を追加

iPadOS 18の主な新機能には計算機アプリや手書きメモの強化、Apple Intelligenceの導入が含まれる

ユーザーは計算機アプリや手書きメモのほか、ホーム画面のカスタマイズや写真アプリのアップデートなどが利用できる

iPadOS 18配信開始、待望の「計算機」が追加

アップルは「iPadiOS 18」の配信を開始した。手書きで使える「計算機」など新機能が追加されている。

 アップルは9月17日、iPadOSの最新バージョン「iPadiOS 18」の配信を開始した。 

 

 iPad OS 18は、iPad Pro(M4)、12.9インチiPad Pro(第3世代以降)、11インチiPad Pro(第1世代以降)、iPad Air(M2)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第7世代以降)、iPad mini(第5世代以降)で利用できる。

 新たにユニークな機能の「計算機」や、機能強化した「手書きメモ」などが利用できるほか、米国では10月からM1以降の機種であればパーソナルインテリジェンスシステムのApple Intelligenceが導入される(日本での対応は2025年予定)。

 

 注目の計算機アプリは、ユーザーが数式をタイプ入力や手書き入力すると、瞬時に数式の答えが自分の手書きのように表示される。数式を解くことができるほか、新しい履歴機能や単位換算ができる基本計算機と関数電卓を利用できる。メモアプリから計算メモにアクセスできるほか、ほかのどのメモでもすべての計算機能を使うことが可能。

 

 手書きメモに追加されたスマートスクリプトは、ユーザーは手書きテキストを編集したり、タイプ入力したテキストを自分の手書きでペーストでき、手書きでもタイプ入力と同じくらい簡単かつ柔軟に編集できる。

 

 ホーム画面のカスタマイズの自由度はさらに高くなり、アプリのアイコンやウィジェットを空いているどのスペースにも置くことができ、壁紙をフレーム内に配置するなども可能になった。アプリのアイコンもサイズや明るさ、色合い調整など見た目を変更できる。

 「コントロールセンター」も再設計され、よく使うコントロールはグループ化してすばやくアクセスできるようになったほか、新しいControls APIにより他社製アプリのコントロールをコントロールセンターに追加できるようになる。

 

 「写真アプリ」はこれまでで最大というアップデートが施された。コンテンツをアルバムに整理しなくてもテーマごとにブラウズでき、写真アプリは機械学習を活用して自動的にライブラリを整理する。

 

 「メッセージ アプリ」のTapback機能は再設計され、絵文字やステッカー、アニメーションによるテキストのエフェクトなど新しいテキストのエフェクトや書式オプションが追加。さらにメッセージをあとで送信するようスケジュールできる機能も加わった。

 

 このほか、新たなプライバシーコントロールにより自分のアプリを見ることができる人や連絡先の共有方法などの設定が充実。ユーザーはアプリのロックや非表示も可能となり、ロック・非表示としたアプリのコンテンツは検索外となるほか通知にも表示されなくなる。

 アプリにのタブバーはコンテンツ上にフローティング形式で配置され、画面が広く表示されるようになった。また、書類ブラウザもアップデートされ、Pages、Numbers、Keynote、Swift Playgroundsなどのアプリで見やすく使いやすくなっている。

 

文● Ykm/s 編集●ASCII