オイシックス・ラ・大地、CVCを通じて低アルコール飲料の企画・製造・販売のSEAMへ投資

AI要約

オイシックス・ラ・大地はSEAMへの投資を発表。SEAMは低アルコール飲料ブランドを展開するD2C企業で、地方の酒蔵と連携して製造を行っている。

アルコール飲料市場の縮小傾向に対し、低アルコール飲料の消費は拡大しており、SEAMの取り組みが注目されている。

Future Food Fundはオイシックス・ラ・大地を含むリミテッドパートナー各社と協力し、SEAMの事業をサポートする方針。

オイシックス・ラ・大地は9月13日、投資子会社を通じて低アルコール飲料ブランド「koyoi」などを展開するSEAMに出資したと発表した。

オイシックス・ラ・大地の投資子会社Future Food Fundが運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fund 2号」を通じて、8月に新規投資を実施した。「Future Food Fund 2号」における第14号投資案件となる。

SEAMはアルコール度数3%程度の低アルコール飲料を展開するD2C企業。低アルコールソフトカクテル「koyoi」や低アルコールスパークリング「AWANOHI(アワノヒ)」を展開。SEAMの低アルコール飲料は地方の酒蔵と連携して製造を行っている。

国税庁の調べによると、近年アルコール飲料の国内市場は縮小傾向だが、発泡酒やチューハイ・リキュール類など低アルコール飲料の消費は拡大傾向にある。新たな低アルコール飲料のマーケットを酒蔵と連携して開拓していくことで、酒蔵の事業継承にも貢献に期待できることなどが今回の投資背景となっている。

Future Food Fundではオイシックス・ラ・大地を含むリミテッドパートナー各社と、商品販売における協業などを通して、SEAMの事業をサポートしていくとしている。