「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム、初のテレビCM

AI要約

クラシコムが初のテレビCMを関西エリア限定で開始。主演は西田尚美さん。

CMは「北欧、暮らしの道具店」の世界観を表現し、「暮らしに卒業はない。」をコンセプトにしている。

クラシコムはマスコミュニケーションとエンゲージメントチャネルを組み合わせ、成果を上げている。

「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム、初のテレビCM

「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは9月9日から、初のテレビCM放送を関西エリア限定で開始した。

CMには「北欧、暮らしの道具店」が制作したオリジナルドラマ「青葉家のテーブル」で主人公を演じた西田尚美さんが出演。同作品に出演した忍成修吾さんがナレーションを担当している。

CMのコンセプトは「暮らしに卒業はない。」。高さ約6メートルの特大ロゴマークと、生活道具や食器、雑貨、アパレルアイテムなど約300点の商品が並ぶ仮想空間で「北欧、暮らしの道具店」の世界観を表現した。「自分のモノサシで満足できる暮らし」の楽しさを訴求するテレビCMをめざしたとしている。CMの最後にはアプリダウンロードの誘導と、CM放送期間中に行う送料無料キャンペーンを訴求する。

クラシコムではこれまで、テレビなどのマスコミュニケーションではなく、さまざまなコンテンツをスマホアプリやSNSといったエンゲージメントチャネルを通じて発信し、顧客との関係を構築し成長してきた。一方、2023年に2度テレビで取り上げられた際、番組放送中にアプリがそれぞれ6000以上ダウンロードされ、各SNSのフォロワー数が急増。獲得したエンゲージメントアカウントを通じて、その後継続的に商品が購買されることを確認したという。

クラシコムではこうした経緯から、Web上に多様なエンゲージメントチャネルがあれば、テレビなどマスコミュニケーションの影響は一過性ではなく中長期的に好影響をもたらすという仮説を立てた。マスコミュニケーションの効果検証を目的に関西エリア限定でテレビCMの放送で実施する。「北欧、暮らしの道具店」では、近年50歳代以上の顧客層が増加しているといい、WebBだけではリーチしきれないテレビの視聴者層に認知を広げたい考え。

CM動画はYouTubeでも公開している。